南城市議会が市長不信任決議案を可決したことを受けて、古謝景春市長は26日午後、庁舎内で記者団に「みんなと相談しながら、どういう形で今回のものを決着するかを含めて相談したい」と述べた。自らの進退については明言しなかった。
不信任案が可決され、報道陣に囲まれながら市長室へ戻る南城市の古謝景春市長=26日午後2時44分、同市役所
市議会が市長不信任決議案を可決したため、古謝市長は10月6日までに、辞職または議会解散を判断する必要がある。期限までに判断しなければ失職する。
古謝市長はことし5月、市職員に対するセクハラとパワハラを第三者委員会に認定され、辞職を提言されていた。不信任決議案の提案は4度目。今回初めて、古謝市長を支えてきた与党市議の一部が「市政の長期混乱」の責任を問う文面で提案した。市長室で女性職員に対し、「ハグしたさーね」などと認める録音データが明らかになっている。
市議会は26日午後、市長のハラスメント問題を巡る不信任決議案を可決。議長を含む議員19人のうち、無記名投票で賛成15人、反対3人、退席1人となり、「出席議員の4分の3以上(14人以上)の賛成」という可決要件に達していた。
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