沖縄県南城市は9月19日、地域資源を使って開発された優良な推奨品「2025沖縄南城セレクション」に4商品を認定した。最優秀賞は日本で初だという「オーガニック生もずく」。
農業生産法人の島酒家(しまざけや)が3年前に薬剤を使わずに生産を始めたといい、同法人の石黒新海(しんかい)代表は「食べ応えのある太さが特徴。欧州にも輸出したい」と意気込んだ。
 他の商品は、希少な久高島産の塩と南城市産の牛乳を使った「なんじょうソフトアイスクリーム」(市観光協会の地域物産館)、食材のうまみを引き立てる「アウトドアスパイス くるスパ」(農業生産法人の仲善)、規格外の島バナナの濃厚な甘さとほのかな酸味が楽しめる「MOTTAINAISPIRIT.(もったいないスピリット)バナナジェラート」(デジタルはるさー協同組合)。
 4商品は今後、ふるさと納税の返礼品などとしてPRする。モズク以外は地域物産館で販売している。
 沖縄南城セレクションは2014年に始まり、認定商品は今年で計92点に上る。今年の応募は9点だった。
(南部報道部・平島夏実)
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