総務省消防庁によると、今年5~9月に沖縄県内で熱中症で救急搬送されたのは1509人(速報値)で、現在の集計方法となった2015年以降、最多となった。熱中症の疑いによる死者も7人で最も多かった。
梅雨明けが早く、暑さが長引いたことなどが影響したとみられる。県内では10月に入っても厳しい暑さが続いていることから、県は引き続き注意を促している。

(資料写真)照りつける太陽

 搬送者のうち、年齢別で最も多かったのは65歳以上の高齢者762人で、約半数を占めた。乳幼児は19人だった。3週間以上の入院が必要な重症者は41人、短期入院が必要な中等症は322人だった。

熱中症による県内救急搬送者数

 発生場所は、庭などの敷地内を含む「住居」が533人で最多。次いで競技場や屋外駐車場などの「公衆(屋外)」が280人、道路206人などとなった。
 今季の消防庁の集計は9月末で終了となったが、県内は10月に入っても気温の高い日が続いている。7日には石垣市登野城と波照間島で33・4度を観測するなど、10月の観測史上最高となった。
 県地域保健課は「こまめな水分補給などの対策が大切だ。高齢者の見守りや声かけも積極的に行ってほしい」と呼びかけた。(社会部・下里潤)
沖縄県内の熱中症搬送、1509人で最多 65歳以上が半数占め...の画像はこちら >>
(資料写真)照りつける太陽">
沖縄県内の熱中症搬送、1509人で最多 65歳以上が半数占める 2025年5~9月【表あり】
熱中症による県内救急搬送者数">
編集部おすすめ
沖縄タイムスプラスの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース