沖縄地方で今年、気温30度以上の「真夏日」を観測した日が統計開始以来最多となっている。那覇市樋川では16日午後0時18分に33・5度を観測し、これまで最多だった2016年の137日を上回り138日になった。
県内では他に、名護市と久米島町謝名堂で15日に、宮古島市平良下里では12日に記録を更新していたことが分かった。(社会部・西口優子)

(イメージ写真)温度計
真夏日の観測日数(那覇)

 今年、真夏日を観測したのは那覇が138日(平年値102・5日)、名護が137日(平年値99・4日)、久米島が138日(平年値101・5日)、宮古島が141日(平年値101・7日)だった。
 沖縄気象台によると、今年、真夏日が統計開始以来最多を更新した原因として、梅雨明けが観測史上最速だったことや、8~9月に沖縄本島地方に接近した台風がなく、気温が下がらなかったことなどが考えられる。
 10月の真夏日の観測日数の平年値は那覇で5・5日だが、今年はすでに16日を記録している。同気象台は、平年に比べて太平洋高気圧の東への後退が遅れていることが暑さが長引いている原因の一つだと説明する。
 気象庁の2週間気温予報によると、19日までは30度を超える真夏日が続くが、その後は30度を下回る見込み。
那覇市の真夏日 観測史上最多の138日 名護・久米島・宮古も...の画像はこちら >>
(イメージ写真)温度計">
那覇市の真夏日 観測史上最多の138日 名護・久米島・宮古も更新
真夏日の観測日数(那覇)">
編集部おすすめ
沖縄タイムスプラスの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース