沖縄県電気工事業工業組合は29日、11月1~3日に開催される首里城復興祭を前に、那覇市の首里城公園の歓会門から久慶門付近の城壁や通路をボランティアで清掃した。業界の強みである高所作業で首里城の復興に貢献しようと2022年に始まり、今回で4年目。
同組合の青年部や女性部の61人が参加した。10月31日で首里城火災から6年。
 普段は電柱や電線の工事で用いる高所作業車4台を活用し、城壁上部の雑草やコケを取り除いたほか、鎌などを用いて城壁周辺の草を処理した。
 同組合青年部協議会の仲村新吾会長は「毎年の作業で首里城の完成を間近で見守ってきたので、来年の正殿の完成が楽しみ」と話した。同公園管理センター首里城管理課の島袋林博課長は「費用や人員の面でもとても大変な作業。毎年ボランティアで清掃してくれて非常に助かる」と感謝した。(社会部・西口優子)
復興祭を前に首里城を清掃 城壁や通路を県電気工事業工業組合が...の画像はこちら >>
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