沖縄県消防防災対策課は5日、「津波防災の日・世界津波の日」に合わせた広域地震・津波避難訓練で予定していた緊急速報メールが送信できなかったと発表した。県内の全キャリアの携帯電話にメールで大津波警報を知らせる予定だったが、システムの設定にミスがあった。

 県全域で強い地震が観測され、各地で大津波警報が発表されたことを想定し、5日午後10時3分に緊急速報メールの送信を予定していた。システムを「訓練モード」にしていると緊急速報メールが送れないことが当日になって分かったという。
 メールを受けて各市町村が訓練を実施する予定だったが、県はメールの配信があったものとして実施するよう市町村に連絡した。
 緊急速報メールの送信は2012年から毎年実施。担当者は「システム自体の不具合ではなく、設定の誤り。以降はこのようなことがないよう、しっかり確認をした上で訓練を実施したい」と話した。(政経部・銘苅一哲)
沖縄県、緊急速報メール送れず システム設定にミス 地震・津波...の画像はこちら >>
編集部おすすめ