米軍機の騒音　宜野湾市に苦情殺到　普天間飛行場で離着陸相次ぐ【動画あり】 (2025年11月6日)

　　沖縄県宜野湾市にある米軍普天間飛行場で５日夜、戦闘機やヘリの離着陸が相次ぎ、５日だけで市に８５件の苦情が寄せられた。昨年度を通した苦情合計数は３４１件で、その４分の１に相当する件数が単日で寄せられたことになる。

６日も苦情が寄せられており、担当者によると集計が追いついていないという。

普天間飛行場を飛び立つＦ35ステルス戦闘機＝６日午前９時26分、宜野湾市（小宮健撮影）

　５日は午後８時以降も聴覚機能に支障をきたすレベルの１００デシベルを超える騒音が市内にある複数の測定局で計１４回確認された。普天間飛行場滑走路の延長上に位置する上大謝名局では午後１０時３６分に１１１・７デシベルを記録した。日米合意の航空機騒音規制措置（騒音防止協定）では、午後１０時から翌午前６時までの飛行が規制されている。
　普天間飛行場には4日からF35Aステルス戦闘機8機の飛来が確認されており、市に寄せられる苦情が増加している。嘉手納基地で2～7日に実施している即応訓練が影響しているとみられる。
　5日夜、普天間を離陸したとみられる戦闘機による騒音は那覇市など他市町村でも確認されており、SNSでは「外がやかましい。何事か」「普天間基地の騒音がエグい」などのコメントがあった。
　6日午前も普天間を離陸するF35が確認された。

滑走路へ向かうＦ35ステルス戦闘機＝６日午前９時18分、宜野湾市・普天間飛行場（小宮健撮影）

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普天間飛行場を飛び立つＦ35ステルス戦闘機＝６日午前９時26分、宜野湾市（小宮健撮影）">