台風26号は11日、南シナ海をゆっくりと北に進んだ。沖縄地方は台風周辺の暖かく湿った空気や前線の影響で大気の状態が不安定となり、竹富町小浜島では竜巻とみられる現象が確認された。
気象庁によると、レーダーによる解析で、国頭村東部付近で午後6時までの1時間に120ミリ以上、同村西部付近で約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられる。気象庁は同村に「記録的短時間大雨情報」を相次いで発表した。

竜巻とみられる漏斗状の雲=11日午前、竹富町小浜島(提供)
 
 台風は12日にかけて南シナ海を北上後、台湾付近で勢力を弱め、13日に先島諸島へ接近する見込み。沖縄気象台によると、沖縄本島地方と先島諸島では14日ごろにかけて警報級の大雨になる恐れがある。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけている。13日は八重山地方で暴風となる恐れがある。

 

 台風は11日午後6時現在、中心気圧985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル。
 12日に予想される24時間降水量は多い所で本島地方150ミリ。最大風速は本島地方17メートル、先島諸島15メートル、最大瞬間風速は本島地方30メートル、先島諸島25メートル。(社会部・西口優子)
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