沖縄都市モノレール(ゆいレール)の10月の乗客数が211万9147人となり、2003年の開業以来、月間で初めて200万人を超えた。国内外の観光需要の回復に加え、通勤通学による利用者の増加や沿線のイベントが盛況だったことが要因。
25年度の年間乗客数は、過去最多だった24年度の2222万7865人を上回り、2409万人になると推計している。月別の乗客数は24年2月以降、21カ月連続で過去最多を更新している。同社が12日に発表した。
 今年4月から9月までの月別乗客数は190万人台で推移している。10月はゆいレール駅周辺で那覇大綱挽(ひき)まつりや沖縄の産業まつりが開催され、利用客が伸びた。
 4~10月の乗客数合計は前年同期比9・6%増の1385万845人で、1日当たりの平均乗客数は6万4724人。1日の平均乗客数を駅別に見ると、那覇空港が8745人で最多だった。次いで県庁前7398人、おもろまち6065人となっている。
 25年度全体の1日当たりの平均乗客数は、前年度比8・4%増の6万6千人と見込む。
 中期経営計画では6万4千人を目標にしており、順調なら達成できそうだ。(政経部・玉城日向子)
ゆいレール、月間初の200万人超え 2025年10月の乗客数...の画像はこちら >>
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