沖縄県うるま市川田地区で計画が浮上しているボートレースの場外舟券発売場「ボートレースチケットショップ(BTS)」建設を巡り、川田自治会が16日、計画の是非を問う区民投票を実施することが分かった。一方、券売り場の設置に関わる業務を担うボートレース振興会(東京)は計画自体を否定しており、区民からは「何のための投票か」と困惑の声が上がっている。

 同地区への場外舟券発売場の建設計画は5月に表面化。区民投票で賛成多数となれば区として同意するとしていたが、反対の声が多く、投票は先送りされていた。
 場外舟券発売場の建設には国土交通省の許認可が必要。許認可は(1)地元住民の同意(2)自治会の同意(3)市町村長、地元議会の反対決議がない-が条件だが、同市議会は6月に反対決議案を可決しており、既に条件が崩れている。
 ボートレース振興会も10月に「同市議会の決議により、現時点において、同市内にBTSを設置することは制度上できない」と発表している。
 本紙は自治会に区民投票の理由などを照会しているが、回答していない。
沖縄・うるま市川田で計画のボートレース場外券売り場 区民投票...の画像はこちら >>
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