高校野球の第50回沖縄県1年生中央大会は16日、エナジックスタジアム名護で決勝を行い、ウェルネスが沖縄尚学を5-2で破って4年ぶり2度目の頂点に立った。

ウェルネス-沖尚 沖尚打線を2点に抑え、完投したウェルネスの大山盛秀=エナジックスタジアム名護(喜屋武綾菜撮影)

 ウェルネスは一回表、先発・大山盛秀の犠飛や相手の暴投などで2点を奪った。
二、三回も犠飛や失策も絡んで得点し、4-0とリードを広げた。
 四回に2点を返されたが、その後は大山が無失点に抑えた。九回に5点目を挙げ、沖尚を突き放した。
 ▽決勝
ウェルネス
    211000001―5
    000200000―2
沖   尚
(ウ)大山-上原
(沖)渡具知、比知屋、古波蔵-村田、久高
光る堅守と勝負強い打線
 エラーなしの安定した守備に加え、打線がつながったウェルネスが沖尚を5-2で下し、4年ぶりの優勝を飾った。
 先発の大山盛秀が130キロ台の直球に105キロのスローカーブを織り交ぜ、タイミングを外した。打たせたゴロを遊撃手の城間徠が正確な送球でアウトを量産。大山は「仲間を信じ、打たせて取る投球で挑んだ。積極的に振ってくる相手にはまった」と話した。
 攻撃は相手のミスを見逃さない集中力と勝負強さが光った。一回、四球と犠打で満塁とし、大山の犠飛で先制。さらに暴投で2点目を加えた。二回も犠打と暴投で手堅く塁を進め、池間怜央の犠飛で三走の宮良樹源が生還した。
宮良は「入学時から積極的な盗塁を指導され、チーム全体で進塁の意識が高い。その心構えが得点につながった」と手応えを口にした。

優勝したウェルネス

 夢は初の甲子園出場だ。大山は「県優勝で満足せず、もっと点が取れるよう、一人一人の打撃力を上げる」と力を込めた。(大城祥一)
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