初のワンマンライブをアピールする友利あゆ=11月11日、北谷町内

 沖縄県出身のシンガーソングライター・友利あゆが、自身初となるワンマンライブ「あの夏、言えなかった言葉が歌になった。」を11月30日午後5時から北谷町のライブハウス MOD'Sで開催する。アコースティック1本の弾き語りスタイルでライブをすることも多い彼女だが、今回はフルバンド編成による幅広い表現で観客に、19歳ならではの葛藤を抱えた世界観や、力強くも切ない歌声を届ける。
友利は「19年間生きてきて、10代で感じたこの全部を出し切って、恩返しできるようなライブにしたい」と意気込む。
チケットの購入や詳細はイープラスにて。
■「○×ゲームとかもやりたい」
 この春に読谷高校を卒業したばかりの友利あゆ。2024年には、10代のミュージシャン限定の夏フェス「マイナビ閃光ライオット2024」のファイナリスト10組に、全国からの応募総数3078組から選ばれた。その決勝で歌った、自身の代表曲でもある『名も無き声』を同年10月にリリースしたことを皮切りに、ことし1月には『世界を救うヒーローになりたい』、同2月には『十七の詩』、同3月には『僕はまだ、青い』と、3カ月連続でシングルをリリースした。そのさなかの2月には5大都市を回る全国ツアーも敢行した。
 ワンマンライブということもあって、予定している1時間半を自由に使えることに「普段できないコーナー企画とかもやりたいです。○×ゲームとか」と、あれこれと想像力を発揮する。
■同年代の夢の背中を押す音楽
 今回のワンマンライブのイメージソング的に据えているのが、4枚目のシングル『僕はまだ、青い』だ。歌詞中の「夢の続きを 書けずにいる 放課後沈黙の 三者面談」「正解なんて 誰が決めたんだ? 僕には信じる道がある」とのフレーズが示すように、まっすぐ音楽の道に夢を持って進む10代の自分を投影している。同年代の仲間たちが進路選択を迫られる時、周囲に音楽の道を反対されるのを見てきた。「正解なんてどこにもないですし、自分の選んだ道を正解にすれば良いだけなんで」と、無邪気な中にも時折鋭い光を宿す視線が、同年代の背中を押す。
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沖縄のシンガーソングライター・友利あゆが初ワンマンライブ バンド編成で11/30 10代の全て出し切り「自分の選んだ道を正解にすれば良い」
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