沖縄本島北部のダムと浄水場をつなぐ水道管(導水管)から漏水した問題で、南城市は26日午前6時ごろ全域へ給水を始めた。ただ、午前10時半現在も一部地域への供給量を絞っている。
各家庭で水の使用が一気に増えると、再び断水する恐れがあるためだという。完全復旧の見通しは未定。
 市水道課によると、市内に12カ所ある配水池の水位は通常レベルまで上がったが、県企業局からの送水が安定していないという。同課は「生活に支障のない範囲で節水にご協力を」と呼びかけている。
 沖縄県企業局によると、南城市が25日に給水を再開した際、断水で空になっていた配管から濁水が出たため洗管したことで、施設の最大能力を上回る水の使用があったという。再び施設能力を超えないよう、南城市が各家庭の配水量をコントロールする減圧給水を継続しているとみられる。
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