沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、玉城デニー知事は28日午前の記者会見で、大浦湾側の新たな区域への埋め立て土砂投入について「沖縄防衛局から所要の準備が整い次第、本日にも着手する旨の連絡があった」と明らかにした。防衛省関係者によると、同日午後に土砂投入を始める見通し。
着手すれば大浦湾側での本格的な埋め立て作業は初めてとなる。
 知事は、軟弱地盤改良に伴う砂くいの打設作業が5カ月以上停止しているとした上で「工事の長期化が懸念され、ひいては埋め立て工事全体を完成させることが困難な状況が明らかになりつつある」と指摘。
 日本政府に対して「技術的にも完成が困難であることが明確になりつつある辺野古移設計画を断念し、普天間飛行場の1日も早い危険性の除去など、問題解決に向けた県との対話に応じてほしい」と求めた。
玉城知事「本日着手する連絡あった」 大浦湾側の土砂投入で沖縄...の画像はこちら >>
編集部おすすめ