[おきなわキラ星企業!](156) 弁弁商店・前田智嗣代表
 うるま市屋慶名にある弁弁商店(前田智嗣代表)は、県産フルーツの香りを生かした新感覚スイーツ「沖縄黒糖HORORO」を展開している。かつて「おばあちゃん家のお菓子」として親しまれた黒糖を、現代の感性で再構築。
“かわいくて上質な黒糖”として注目を集めている。
 弁弁商店は2003年、那覇市でお弁当店として創業。観光地を中心に十数店舗を展開してきたが、コロナ禍で経営の転換を迫られた。飲食店から加工食品製造業へ転身し、タコライス調味料の販売をきっかけにうるま市で再出発した。その挑戦の先に誕生したのが「沖縄黒糖HORORO」だ。
 同商品は全ての原材料・副原材料を沖縄県産のみで製造。シークヮーサーやタンカン、月桃、カラキ、島とうがらしの5種類を展開する。1センチ角の黒糖キューブを瓶に詰め、見た目も愛らしいデザインに仕上げた。
 「かわいい×上質」をテーマに、贈答や手土産にも人気が高い。黒糖のやさしい甘みと果実やスパイスの香りが重なり、口の中でほろりとほどける上品な味わいが広がる。
 前田代表は「温かい飲み物と一緒にゆっくり味わってほしい。黒糖をあめ菓子から和菓子・洋菓子へ昇華させたい」と語った。
(うるま市商工会・吉田創経営指導員)
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 弁弁商店 うるま市与那城屋慶名3511の1 弁弁商店のインスタグラム https://www.instagram.com/benbenshouten/
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全て沖縄産の「黒糖HORORO」 果実香り、ほろりほどけるキューブ うるま市・弁弁商店
前田智嗣代表
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