【北谷】北谷町吉原に12月末から3月末までの季節限定でオープンする沖縄そば屋がある。宮城県出身の髙橋祐さん(43)、北谷町吉原出身の裕子さん(40)夫妻が営む「すーちかーそば屋」。
冬場以外は新潟県の佐渡島で店を構える。祐さんは「沖縄の気候と人情も最高ですが、佐渡も最高です。両島の架け橋になれば幸い」と話す。(翁長良勝通信員)
 すーちかーそば屋は今年で3年目。場所は謝苅区公民館後ろを東西に流れる「新川」の土手沿い。裕子さんの実家を改装した店舗は黄色の壁が目を引く。
 祐さんは若い頃から洋食店を目指し、2007年に沖縄市へ移住後、イタリアンレストラン「夕食堂」を開いた。沖縄料理も学んだ。特に感銘を受けたのが伝統保存食の豚肉の塩漬け「スーチカー」だったという。
 裕子さんと知り合い結婚。2男1女に恵まれた。季節の移り変わりを子どもたちに感じさせたいという祐さんの希望で、18年に佐渡に移住した。

 佐渡でも「夕食堂」を開店。寒さが厳しくなる1月から3月まで、裕子さんの古里の北谷で食堂を営むことを思いついた。今回も昨年12月末、中学生の長男、次男、末っ子の小学生の長女の転校手続きを済ませ、家族ぐるみで来県した。
 こぢんまりとしている店は8人で満席になる。売りは「スーチカーそば」。豚肉とカツオ、魚、昆布を煮込んだうまみだしに、具は自慢のスーチカーを添える。他にてびちそば、中身そばも人気メニュー。コメは佐渡島産で減農薬のこしひかりにこだわり、サケと塩おにぎりが評判だ。
 裕子さん手作りのちんすこうも舌触りが良く、「おやつに最高」と買い求める人も多い。佐渡でも沖縄に行った人が沖縄料理を求める場合があるそうで、その際は沖縄料理とちんすこうを提供しているという。
 裕子さんは北谷の店舗について「川のせせらぎや野鳥の鳴き声も聞こえる静かな場所です」と来店を呼びかけた。営業時間は午前11時30分~午後4時。
3月末まで休みなし。住所は北谷町吉原883。
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