沖縄県医師会は9日から3カ月間、主に本島中部の15歳以下の軽症患者を対象にした夜間オンライン診療の実証実験を始める。県立中部、中頭、中部徳洲会の3病院など地域の実情に詳しい医師が診療を担うのが特徴で、対面受診が必要と判断した場合は3病院が輪番で対応する。


(資料写真)沖縄県立中部病院=2020年7月6日、うるま市宮里

 県立南部医療センター・こども医療センター(南風原町)も同日からオンライン診療を実施する。県内には夜間や休日に軽症者の受け入れに特化した「1次救急診療所」がなく、逼迫(ひっぱく)する小児救急が改善されるか注目される。
 県医師会のオンライン診療時間は平日・土日祝日とも午後6~10時。発熱や吐き気、鼻水、インフルエンザなどの症状に対応する。けいれん、意識障害、呼吸困難などの場合は救急病院の受診を呼びかける。
 県医師会理事で中頭病院の仲村尚司医師は「夜間の救急病院はリソースが限られる。本来は命の危険がある人に集中させるべきだが、現状は軽症者対応に追われている」と指摘。「対面診療が大切なのはもちろんだが、オンライン診療も一つの選択肢として解決策になり得るのではないか。実証実験を通じて効果を検証したい」と述べた。
 詳細は近日中に県医師会ホームページに掲載する。(社会部・下里潤)
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(資料写真)沖縄県立中部病院=2020年7月6日、うるま市宮里">
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