8日投開票の衆院選で自民党が圧勝し、沖縄1~4区では名護市の辺野古新基地建設反対を掲げる候補者が全敗したことを受け、沖縄県の玉城デニー知事は9日午前、「日本中に高市旋風が吹いたのだろう。結果は残念だが、有権者の判断を厳粛に受け止める」と述べた。
県庁で記者団の取材に応じた。
 今秋に控える沖縄県知事選で辺野古新基地建設問題が争点になり得るのか問われ、玉城知事は「政府は県民投票やこれまでの知事選の結果を一顧だにせず工事を進めている。それだけでなく、県民は米軍基地の負担軽減などに対する日米両政府の姿勢を問い続けており、課題に掲げる姿勢は今後も変わらない」と見解を示した。
 一方で、2、4区では辺野古新基地建設に反対する候補が分裂し、いずれも共倒れした。玉城知事は「党本部の意向が地方組織に理解されるまでに時間が必要だ」と、突然の衆議院解散だったため政党内で議論する時間が十分でなかったと示唆する。
 今後の組織体制の立て直しに向けては、「(政党同士が)主義主張だけを述べてもぶつかり合うだけだ」と指摘。自身が現職の政治家であることに触れ、「プレーヤーの私が調整役になるのは政治信条からして考えにくい。新里米吉元県議会議長のような調整役がいない今、各政党が責任者を立て、妥結点を見つけるために真摯(しんし)に向き合うべきだ」と述べた。
玉城デニー知事「政党間の調整役いない」 衆院沖縄1~4区で辺...の画像はこちら >>
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