チャカランドの(左から)Pay?、てるゆー、チャカとも、れんさん(提供)

 活動する“世界をHAPPYにする令和歌謡曲グループ”「チャカランド」の最新シングル『愛する私へ』が話題だ。日常のつらいことや悲しいことに寄り添いながらも問答無用で元気付けてくれる明るい歌詞とメロディたち。
SNS上では同曲のダンス「アイワタダンス」で、昨年10月からことし1月にかけて、保育園や老人会、テレビ番組、タレントなど、2歳から96歳まで100組、総勢約800人とのコラボを達成。現在も継続中で、その“巻き込み力”も含めて注目度を上げている。楽しいダンスのみならず、音楽面でも緻密でこだわりを感じさせるサウンド構築や、メンバー自らによる演奏力が光るチャカランド。メンバーそれぞれが映像や音響などのプロでもある強みを生かして、上質な「総合型エンターテインメント」を沖縄から強く発信している。
一口メモ:チャカランド
 メンバーはチャカとも(リーダー・ボーカル)、ハオ(アレンジャー)、Pay?(ギター・ボーカル)、れんさん(ファニーダンサー)、てるゆー(ファニードラマー)。当初は特に決まったメンバーがいたわけではなく、チャカともの友人関係という“概念”から生まれたクリエイターチーム。音楽や映像など幅広く手掛ける中で、2025年8月から音楽アーティストとして本格始動。モンゴルでは有名ファストフードチェーン店のCMに抜擢されるなど非常に高い知名度を誇る。3月中には新シングル『私が恋した沖縄県』をリリース予定で、その後ハオは制作面に専念する。FM那覇「チャカランドの令和歌謡局」(木曜20時~)も放送中。
■緻密に組み上げた音楽性の高さ
 5人それぞれの個性ある歌声とコーラスワーク、跳ねたリズムにジャジーなピアノ、軽快なカッティングギターや壮大なホーンセクション。そんなたくさんの「曲の材料」がきらびやかに詰め込まれた元気ある楽曲『愛する私へ』は、手拍子と目覚まし時計の音から始まる“朝の目覚めの一発”の最適解だ。

 1番と2番で違う顔を見せる楽曲アレンジなど、一つ一つの音に思いが込められている「熱くも丁寧な音楽」は、聴く度に新しい発見のある名曲。「どんなに苦しい暗闇があっても 私が私を照らすのさぁ ah ah」と、自分で自分を手放しに元気付けても良いんだというポジティブな歌詞は、老若男女の心に響くはずだ。
■なぜ体育着?その経緯!

チャカランド=2月、那覇市内

 -今作に込めた思いを教えてください。
 チャカとも 日々大変なこともいろいろある中、まずは自分たちへの応援歌として作った上で、これが誰かの日常に寄り添える曲になっていたらより良いなとの思いを込めました。なので、その思いを広げるために、SNSでのダンスコラボ企画も立ち上げました。
 -SNSでの100組コラボチャレンジも一旦節目としては終えました。
 チャカとも 最初は知り合いのダンススクールやタレントさんからコラボが始まったんですけど、そのうちにSNSで一般の方からも連絡を頂けるようになりました。「自分たちが曲を広めたい」から「みんながこの100組チャレンジに参加したい」といううねりが起こっていって、どんどん続けることができました。このまま県外にもこの動きを波及させていきたいです。
 てるゆー 母校の幼稚園に行ったり、地元の自治会とコラボしたりとか。チャレンジの中で知り合った人が実は親戚だったこともあって、輪の広がりを感じています。
 -衣装の体育着が印象的ですね。
どのような経緯がありましたか?
 チャカとも 最初は今風のおしゃれな衣装を用意していたんですよ。それで、ミュージックビデオ撮影の前日にみんなで着てみたんですけど、しっくり来なくて。なんか「普通だな」と。今、音楽を作っている人はたくさんいますし、SNSで簡単にバズらないのも知っていたので、とにかく映像として見てもらわないと曲も聴いてもらえないと考えて、見た目のインパクトを重視しました。体育着は急遽サンエー那覇メインプレイスにれんさんと買いに行きました。
 れんさん どの小学校とも被らないように、組み合わせを意識しました。小学生の一番大きいサイズのものを買っています。だから、大人が着たらまだパツパツなんですけど。

ステージに立つチャカランド=2025年11月、那覇市内(提供)

■歌謡曲やJ-POPの「日本らしいアレンジ」を意識
 -チャカランドは「世界をHAPPYにする令和歌謡曲グループ」を標榜しています。
 チャカとも チャカランドのキャッチコピーを作ろうとなった時に「昭和歌謡」という言葉はあっても「令和歌謡」はまだ無いな、と。昭和歌謡的な曲を作りたいという思いもありつつ、小さい子からおじいちゃんおばあちゃんまで聴いてもらえるような曲を作るグループとしての現状を言い表せていると思います。
 -『愛する私へ』のアレンジ(編曲)はどのあたりを意識しましたか?
 ハオ 飽きさせないような展開と、聴いた人がはっとするような良い意味で違和感のあるアレンジを心がけました。
オーケストレーションも入っていて、結構壮大です。ティンパニーとかバイオリンとかもいろいろ入れて大変だったんですけど、それが曲中で良いスパイスになっているかと思います。
 チャカとも 1番と2番で極端にアレンジを変えすぎるのではなく、フレーズはそのままで音色だけ変えるとか、そういった少しずつ変化させる手法は昭和歌謡から取り入れました。1曲の中でストーリーを見せつつどんどん調和していくのが、歌謡曲やJ-POPに見られる「日本らしいアレンジ」なのかなと解釈しています。サウンド的には平成J-POPのような、キラキラして元気の出る質感を意識しています。
 -いろんな種類の音が入っていて、音の宝石箱感がありますよね。
 ハオ トラック数(同時再生されている音のレーンの数)が、最終的には150ぐらいあるかと思います。鐘の音が一発だけしか鳴っていなくても1トラックとしてカウントされるので。最初はもっと多かったですね。作業しながらスリム化させていきました。
■目指すは紅白歌合戦

チャカランドの(左下から時計回りに)れんさん、チャカとも、てるゆー、Pay?、ハオ=2月、那覇市内

 -もともとチャカランドはどのようにして集まっていきましたか?
 チャカとも みんな自分の専門学校とか、いろんな場所で出会ったメンバーです。れんさんとは、浪人中に予備校の先生として出会いました。

 れんさん 大学時代のアルバイトで生物を教えていました。先生と生徒というよりは、2人とも生き物が好きなので、予備校終わりに原付と自転車にそれぞれ乗って、公園で一緒に生き物探しをしていた仲間なんです。
 Pay? チャカともとは、共通の先輩の紹介で出会いました。一緒に遊びで歌謡曲風の音楽を作り始めたのが、今のチャカランドにもつながっています。
 -4年ほど前にモンゴルで人気となった楽曲『Mongol tsuwn her we?』など、楽曲や映像のリリースは従来からしていると思うのですが、改めて「2025年8月からの本格始動」についてお聞かせください。
 チャカとも 活動の在り方を考えて、周囲に相談している中で「アーティストがやるような、ライブして物販して、みたいな活動を一から全部自分たちでやってみたら?」とアドバイスを受けました。SNSで企画とか楽曲を褒めてもらうだけではなく、実際に活動していくという意味で、今作を出す前のタイミングでもある昨年8月から「本格始動」した形です。

モンゴルの音楽フェスでステージに立つチャカランド。前列右端は旧メンバーでモンゴル出身のEku=2022年、モンゴル(提供)

 -今後の動きや目標を教えてください。
 チャカとも SNSコラボで『愛する私へ』には100組動かした力があると思っています。曲に対してより自信が付きました。この流れを止めずに、みんなでムーブメントを起こして、紅白歌合戦に出たいです。
「令和歌謡曲」なので、子どもからお年寄りまで幅広く愛してもらえる目標地点として、紅白歌合戦出場は皆さんにとっても分かりやすい目標地点なのではないかと思っています。
 
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チャカランドの(左から)Pay?、てるゆー、チャカとも、れんさん(提供)">
老若男女800人超が踊った「アイワタダンス」 沖縄発“令和歌謡曲”チャカランドが広げるHAPPYの輪
老若男女800人超が踊った「アイワタダンス」 沖縄発“令和歌謡曲”チャカランドが広げるHAPPYの輪
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老若男女800人超が踊った「アイワタダンス」 沖縄発“令和歌謡曲”チャカランドが広げるHAPPYの輪
ステージに立つチャカランド=2025年11月、那覇市内(提供)">
老若男女800人超が踊った「アイワタダンス」 沖縄発“令和歌謡曲”チャカランドが広げるHAPPYの輪
チャカランドの(左下から時計回りに)れんさん、チャカとも、てるゆー、Pay?、ハオ=2月、那覇市内">
老若男女800人超が踊った「アイワタダンス」 沖縄発“令和歌謡曲”チャカランドが広げるHAPPYの輪
モンゴルの音楽フェスでステージに立つチャカランド。前列右端は旧メンバーでモンゴル出身のEku=2022年、モンゴル(提供)">
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