東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の発生から、11日で15年がたちました。原発被災地の福島は、沖縄戦を経験し過重な米軍基地を抱える沖縄と同じく「国策」に翻弄(ほんろう)されています。
今週のデジ編チョイスでは、新連載「『国策』の地で教える ~福島編~」を紹介します。福島へ足を運んだ記者が、地域の歴史や課題を教える際の難しさや教員の葛藤に迫りました。

 
 
原発被災地の授業で葛藤
原発事故があった双葉郡のふたば未来学園で教壇に立つ社会科教諭の林裕文さん=2月17日、福島県広野町

 福島第1原発がある双葉郡に2015年、県立ふたば未来学園が開校しました。内陸の県立高校で勤務していた社会科教諭の林裕文さん(47)は、原発事故の被災地に新たな県立高校ができることに不信感を抱いていました。妻は第1原発が立地する双葉町の出身。事故後、妻の家族が各地を転々とするのを見て、林さんは反原発を掲げます。開校から3年後の18年、予想していなかった同学園への異動内示を受けました。
続きはこちら>> 原発事故の被災地に「復興の象徴」が開校 疑問抱く教師が赴任 原発語りづらい空気に葛藤、どう教えているのか
「『国策』の地で教える ~福島編~」の「中」「下」はこちらから。
 
除染土と米軍基地、どこに置くべき?

次女汐凪さんの遺骨収集現場でこれまでの活動を振り返る木村紀夫さん=1月22日、福島県大熊町
 「沖縄の人に言うのは気が引けますが、これ、受け取ってもらえませんか?」。福島第1原発に隣接する中間貯蔵施設を案内する木村紀夫さん(60)は1月、除染土の保管現場を指さして記者にこう呼びかけました。木村さんは、考え込む記者を見て笑いながら語り続けました。「沖縄の人に…」
木村さんが呼びかけた理由はこちら>> 「沖縄の人に言うのは気が引けますが、この除染土、受け取ってもらえませんか」 津波で家族3人を失った男性の意図は
Kiroro金城綾乃さんが弾く「奇跡のピアノ」

津波にのまれ、その後復活した「奇跡のピアノ」と写真に納まる金城綾乃さん=2021年3月1日、福島県いわき市(ビクターエンタテインメント提供)
 福島県いわき市に東日本大震災の津波にのまれ、復活した「奇跡のピアノ」があります。
沖縄県出身女性デュオ「Kiroro」の金城綾乃さんは震災から10年の2021年3月にこのピアノを題材にした「奇跡のピアノ」を作詞作曲し、発表しました。東日本大震災の発生から15年。「これからも被災地に思いを寄せたい」と話します。
続きはこちら>> Kiroro金城綾乃さん、復活した「奇跡のピアノ」で被災地に思い寄せる曲制作 「人と一緒で愛さされれば輝いてくれる」
「東大なんて絶対無理」から半年で推薦合格

 

 「東大なんて絶対無理」。そう思っていた高校生が、わずか半年で進路を変え、狭き門を突破しました。沖縄県にある昭和薬科大学付属高校の石川岳翔さん(19)は3月、東京大学法学部の学校推薦型選抜に合格しました。
 「東大に行く」と決めたのは高校3年の夏。米国での外交官プログラムへの参加が転機でした。幼少期から映画や公文式(くもん)で慣れ親しんだ英語、受験直前でも7時間の睡眠を確保した勉強法、誘惑もあるSNSとの付き合い方、そして外交官を志す理由。石川さんは小学5年で英検準2級に合格し、高3の今はTOEIC925点の英語力を持ちますが、両親ともに「英語は話せない」といいます。「勉強に口出ししなかった」という両親の関わりとは?東大合格までの道のりを聞きました。
続きはこちら>> 「東大なんて絶対無理」だった沖縄の19歳 半年で東大推薦合格 どう育った?【WEB限定深掘り】
米軍のイラン攻撃、沖縄からも

米軍ホワイトビーチに接岸するイージス艦ミリアス=2月23日、うるま市勝連(山本眞直さん提供)

 イラン南部ミナブの女子小学校が攻撃を受けて児童ら160人以上が殺害された問題で、使用されたのが米国の巡航ミサイル「トマホーク」だった可能性が浮上しています。
アラビア海に展開していたとされるイージス艦9隻のうち2隻は今年1~2月に沖縄に寄港していました。うち1隻はイランへ同ミサイルを発射したことが分かっています。
続きはこちら>>イラン小学校攻撃に米トマホーク使用の可能性 沖縄寄港のイージス艦が発射か 英BBC報道
 安全保障に詳しい山本章子・琉球大学准教授によると、米海軍横須賀基地を母港とするイージス艦が沖縄県うるま市の米軍ホワイトビーチに寄港した後、イラン攻撃に参加しても、日米安保条約上は制約できないと指摘します。一方で日本の米軍基地や民間施設が反撃の対象になる恐れは高まっており、憂慮すべき状況だといいます。
続きはこちら> 米軍のイラン攻撃、日米安保条約上は制約できず 別の港を経由すれば直接出撃に当たらず事前協議の対象外【山本章子・琉球大准教授】
原油高騰で沖縄経済に暗雲

一気に高くなったガソリン価格。レギュラー1リットル当たり180円を超える店舗もある=12日、沖縄本島中部
 原油価格が高騰し、沖縄県内の生活や企業活動を揺さぶっています。ガソリンなどの燃料をはじめ、電気や食品、日用品などあらゆるモノやサービスが連鎖して高くなることが予想されるためです。一部の給油所では12日からレギュラーガソリンが30円前後引き上げられ、1リットル当たり180円を超える店舗も出始めました。物流会社や卸売関係業界は、駆け込みで給油したり商品を仕入れたり。先行きの見えない不安が広がりつつあります。
続きはこちら>>原油高騰で沖縄経済に暗雲 電気・食品など値上げ連鎖か ガソリン180円超の店頭も
 週末の気になるお天気は、気象予報士・崎濱綾子さんのコラムでチェックを。今週の「デジ編チョイス」は、新里健が担当しました。

 
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原発事故の被災地に「復興の象徴」が開校 疑問抱く教師が赴任 原発語りづらい空気に葛藤、どう教えているのか【3月7日~13日 タイムス+プラスから】
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