世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者の下で生まれ育った「宗教2世」で県内在住の男性(34)が14日までに、教義に基づく虐待で精神的苦痛を受けたとして、教団に損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。男性を含む全国20~40代の男女計9人の集団訴訟で、計3億1900万円の支払いを求めている。
(社会部・下里潤)
 昨年12月18日付。同年7月にも全国の宗教2世8人が計3億2300万円の賠償を求めて1次提訴しており、原告は計17人、請求総額は計6億4200円となった。原告代理人の三宅俊司弁護士によると、今後3次提訴も予定している。
 訴状によると、2世たちは教団の伝道を受けた親から異性との交際禁止など教義に基づく身体的、心理的虐待を受けた。結婚の自由や養育を受ける権利などを侵害され、人格形成を著しく妨げられたとしている。
 幼少期から「統一原理(旧統一教会の教義)に反する行動を取れば地獄に落ちる」「親や教会に背くことは神に背くこと」と教え込まれたとも指摘。恐怖心をすり込まれ、進路選択など人生に関わる自由な意思決定は許されなかったと主張した。県内原告の精神的苦痛は3千万円とした。
 旧統一教会を巡っては今月4日、文部科学省の解散命令請求で、東京高裁が解散命令を出した。

 
「地獄に落ちる」と教え込まれ… 沖縄の宗教2世ら、旧統一教会...の画像はこちら >>
編集部おすすめ