俳優の橋本祥平、高崎翔太、荒牧慶彦、北村諒、北川尚弥が26日、東京・Kanadevia Hallで行われた舞台『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』 -Desperate Checkmate- 公開ゲネプロ前初日会見に出席。7年ぶりの舞台公演への思いを語った。


 『あんさんぶるスターズ! THE STAGE』シリーズは、スマートフォン向けゲームアプリ『あんさんぶるスターズ!』の舞台化作品として、 2016年に初演『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』を上演以降、ゲーム内ストーリー・ライブ公演を展開している舞台シリーズ。アイドルたちの成長と改革を、舞台ならではのリアルな演出とライブパフォーマンスで描く。本作は、ゲーム内ストーリー「追憶*モノクロのチェックメイト」を上演。月永レオを橋本、瀬名泉を高崎、朔間凛月を荒牧、鳴上嵐を北村、朱桜司を北川が演じる。

 5人はことし1月の「『ネルフェス2024』後夜祭!」にてそろってパフォーマンスしたが、舞台公演でそろうのは7年ぶり。橋本は「びっくりするぐらい変わっていなくてですね、むしろにぎやかさが増したんじゃないかって思うぐらいで、我々もあれからだいぶ年を重ねて大人になったつもりではありましたけれども、やっぱりこの5人でするときっていうのは、時が止まっているなという、そんな楽しいけいこ場でした」とにっこり。

 高崎は「同じく、何も変わらないなとは思ったんですけど、正直あんステ史上1番ダンスが激しいというか、見栄えはすごくすると思うんですけど、役者的にはやっていることがすごく大変な作品で」とし、「夜遅くまで残ってけいこしてたんですけど、普段1人でやってたら疲れて『はぁ…』ってなるところを、やっている最中ににぎやかになるので、前向きにトライできたなという印象があります」と5人での空気感こそが励みになったことを明かした。

 荒牧は「7年前と比べてそれぞれのフィールドで戦ってきて、自分自身培ってきたものはたしかにそこにあって、その出力の仕方がみんなよりうまくなったなって僕の中では思っていて、よりKnightsらしくなっているし、役者としてもみんないろいろなところで切磋琢磨していまここにいて、この最前線で活躍している人たちっていうのはやっぱりすごいんだなっていうのをこの現場で改めて思い至りました」とし、「みんなとともにこうしてまた舞台に立てることを光栄に思っております」とそれぞれ研鑽を積み改めて集結したことへの感慨を明かした。

 北村は「祥平とかみんな言っていることなんですけど、いい意味で変わらない場所というか、あんステに帰ってきたなと日々感じますし、まっきー(荒牧)が言ったようにそれぞれがいろんな経験を踏んで心強さが増したなっていうのがすごくあって」とし、「だからこそKnightsの物語というものをこの5人だからこそより深められたんじゃないかなというのをすごく今回けいこ場で思いました」と自信をにじませた。

 また、北川は「7年前は、僕自身少し壁を作ってた部分があって…」と告白。共演陣が「えっ!?」と驚く中、続けて「その当時あんまりなじめてなかったなっていうのはあったんですけど、こうやって久しぶりに会って自分が一番変わったのかなっていう風には思います」と明かした。「壁なくなった?」と聞かれると、「壁なくなりましたね」と笑顔を見せた北川は、7年前当時を振り返り「いろいろなことに追われていたこともあって、これやらなきゃって。
だからみんなとご飯行くのも、いや、今はご飯行かないでしっかり家で役作りをしなきゃなっていう思いとかもあった」と真面目さが壁を作っていたとし、「今はみんなでご飯行けるくらい僕も心開いて、みんなで1つの作品を作っていけるのがすごく幸せで、毎日が本当に楽しかったです」と声を弾ませた。

 物語は、騎士たちが集うユニット『Knights』が生まれる、少し前のこと。夢ノ咲学院では誰もが希望を忘れ、怠情な日常を過ごしていた。学院が誇る古豪ユニット『チェス』のメンバーもそうだった。天才作曲家であるレオと、彼の純粋ゆえの危うさに苛立ちながらも、なぜか放っておくことができない泉を除いては。そんなとき、レオは訪れた病院で、のちに学院に革命を起こす人物、天祥院英智と出会う。そして、滅びゆく城で、孤独な『王さま』は懸命に剣をふるう。まだ騎士になれない者が抱いた、ささやかな夢をじて一。

 公演は、きょう26日~6月1日に東京・Kanadevia Hall、6月6日~8日に大阪・東京建物Brillia HALL箕面 大ホールにて上演される。
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