レギュラーシーズン真っ只中のロバーツ監督の自宅でインタビュー。
5月に入り、“ホームラン量産モード”に突入した大谷翔平の話題に。大谷の打撃好調の秘訣について聞くと、ロバーツ監督は「翔平が絶好調の時は高めの球をしっかりとらえられている。高めの球を芯でとらえている時はホームランになっているから、彼は絶好調ですね。反対に、膝下の低い球に手を出す時はあまり状態が良くない時です」と明かした。
投手としては、5月22日の投球練習で右肘に負担がかかるとされるスライダーを解禁。これについて、ロバーツ監督は「翔平は医療スタッフやドクターと話しているほか、執刀医や代理人、我々のトレーナー陣とも会話している。彼らが私に次の段階が何かを伝えてくれていて、ほぼすべて医師と翔平の判断をもとに進めている」と背景を説明し、「翔平がスライダーを投げ始めても大丈夫で、肘が耐えられると感じたから、これは一歩前進です」と笑みをこぼした。
さらに、5月31日から始まるヤンキースとの3連戦における大谷とアーロン・ジャッジの“MVP競演”を前に、ロバーツ監督は「今季はジャッジよりも翔平の方がホームランを打つと思う」と大予想。その理由について「翔平はジャッジほど四球を選ばないし、ジャッジの方が歩かされるので、打席数は同じだが翔平の方が打つチャンスが多くなる」と語った。
また、昨年ワールドシリーズでぶつかったヤンキースとの対戦について、「ジャッジには弱点がないと思う。彼に打たせないというのは無理」と断言した上で、「彼の前の打者たちを抑えることが重要になる。