9月9日から11月30日まで同所にて開催。
以前から運慶の作品に興味を持っていたという高橋は「まずは無着と世親像」と注目を挙げ「空間の見つめ方の違いを画像でも感じられるものなので、実際に向き合ったときにどういった思いがでてくるのか。中央に弥勒如来像があるので、運慶の空間センスみたいなものを全体で見ていきたい」と楽しみにした。
今回はナビゲーターとして音声ガイドにも挑戦。「像と向き合い鑑賞されているみなさんは、静かな空間が間に流れていると思うので、なるべくノイズにならないようにかつ、その瞬間は解説だったりを超えて導き手になれるように静かに寄り添うことができれば」と意気込み。
来場者に向け「個人的には像と向き合う時間は鑑賞するというより、向き合ったり立ち会ったりする時間になると想像としています。空間そのものをとらえて静かに像と向き合うことは、現代にとっての祈りの空間になるかもしれないと感じているので。見に来てくださるみなさんにも、そういったことを感じていただけたら」と呼びかけていた。