最終日の15日は、北島三郎からのビデオメッセージ「八王子を愛して、八王子に来てください。八王子魂、スタート!」の号令で開幕。八王子少年 feat.ファンキー加藤による「ハチオウジサイコウ」で観客のボルテージが一気に高まった。
光GENJIの元メンバー山本淳一は、ローラースケート姿で登場し「パラダイス銀河」を披露。ヒロミも「一番人気があったのは光GENJI」と当時の熱狂ぶりを振り返った。続くフラチナリズムは、LITTLEとのコラボ新曲「BAI&ZAI」や人気曲「KAN&PAI」など全6曲を熱唱し、観客との一体感を演出した。
お笑いコンビ・レインボーは、この日に出演した近藤真彦のパフォーマンス前に登場。池田直人の母が近藤の大ファンで、息子と同じステージに立つ姿を見るために大阪から駆けつけたことを紹介し、笑いと歓声が巻き起こった。ヒロミも「八王子はみなさんが俺たちをスベらせない!」と芸人たちをねぎらい、温かな空気が広がった。
BiSH元メンバー・セントチヒロ・チッチによるソロプロジェクトCENTは、「Tenugui Galaxy!?」をはじめとする8曲を披露。八王子魂タオルを振りながらのパフォーマンスで観客と心を通わせた。
遊助は、定番曲「いちょう」や「ひまわり」など全8曲を披露。「おかえりー!」という観客の声に「ただいまー!」と応じつつ、「僕、横須賀出身なんですけどね」と軽快なツッコミを入れる場面もあった。
氣志團は、ドラムソロから「喧嘩上等」「One Night Carnival」まで全9曲を披露。綾小路翔は「前回の八王子魂はうらやましかった。念願叶って感謝です」と語りつつ、「木更津と違うのは、先輩たちが出世してるところ」と自虐で笑いを取った。
ジョイマンは「ナナナナー」で会場全体を中腰にさせるパフォーマンスを展開。ヒロミとの掛け合いで、「ハチハチー」に変えたネタの反応が薄かったと苦笑いで振り返った。
「マッチ」コールで迎えられた近藤真彦は、スパンコールのジャケットに身を包み、「ハイティーン・ブギ」「ギンギラギンにさりげなく」など7曲を披露。「八王子の団結力すごいね」と会場に語りかけた。
テツ and トモは「なんでだろう」で会場と一体になり、ヒロミとの過去の収録エピソードを明かして場を和ませた。
FUNKY MONKEY BABY'Sは「ちっぽけな勇気」「ヒーロー」「音楽を鳴らそう」など全9曲を披露。
そして、はなわは「佐賀県」や映画『翔んで埼玉』関連曲に加え、自身が作曲、ヒロミと共作で作詞した「八王子のうた」にも言及。地元との関わりを紹介した。
フィナーレでは、ジョニー志村がタモリのモノマネ姿で登場し、約30人の出演者が集合。「太陽おどり~新八王子音頭~」「日曜日よりの使者」などを熱唱し、会場が一体に包まれた。ヒロミは「心を込めてかわいいって言ってね」と呼びかけ、妻の松本伊代とともに「ビリーヴ」で密着パフォーマンスを披露。さらに、かつての盟友・B21スペシャルのデビット伊東とミスターちんも加わり、将来的なコント企画も予告された。
最後は出演者全員で「八王子のうた」を歌い上げ、地元と芸能界が手を取り合った2日間のフェスは、歓声と拍手に包まれて幕を閉じた。
なお、初日14日には、湘南乃風、KICK THE CAN CREW、手越祐也がボーカルを務めるバンドユニット・T.N.Tらが出演し、TUBEの前田亘輝がサプライズ登場するなど話題を呼んだ。両日ともに音楽と笑いに満ちた八王子らしいフェスとなった。