Mrs. GREEN APPLE presents『CEREMONY』が、18日にKアリーナ横浜で開催され、9組のアーティストが出演。多種多様なアーティストを全員で楽しむスタイルで、最後のあいさつで主催したMrs. GREEN APPLEより大森元貴(ボーカル/ギター)が「音楽は無限大だな、自由だな、と感じた日でした」などと語った。
、同イベントは「お互いの音楽やカルチャーを讃え合い、交わり合う」場としてMrs. GREEN APPLEが立ち上げた新たなエンタテインメントメディア。GREEN CARPETや円卓など、いわゆる対バンライブやフェスとも異なるさまざまな趣向が凝らされるなか、出演アーティストとオーディエンス全員が音楽の素晴らしさを改めて感じ、喜び讃え合った特別な音楽の祭典となった。
ステージ前に設置された、円卓が並ぶアーティストラウンジに出演者が勢揃いするなか、ステージには大森、若井滉斗(ギター)、藤澤涼架(キーボード)の3人が登場して開会を宣言。大森は「この『CEREMONY』、見るからに中央に円卓があったりとか、なかなか普段イベントで見られない光景だと思います。僕自身もいつもと違う雰囲気で高揚しています」と声を弾ませた。「アーティストがお互いのライブを見たりお互いの文化に触れることは意外となくて」とこのイベントを立ち上げるに至った思いを口にしつつ、「みなさんも新たな音楽の発見だったり、気づきだったり、出会いみたいなものがあると幸いです。今日は特別な1日にしたいと思います。どうぞ楽しんでいってください」と会場に集まった人々にメッセージを伝えた。
MCのサッシャとノイハウス萌菜が登場し、ライブパフォーマンスが開始。次に登場するアーティストを本日の出演アーティストが「プレゼンター」となって紹介し、そしてステージ前に設けられたアーティストラウンジでは彼ら自身もリラックスしてライブを楽しむ。いずれもこの『CEREMONY』のコンセプトを象徴する、印象的な光景だった。ライブの合間にはアーティストラウンジでライブを堪能するアーティストへのインタビューも行われ、アーティスト同士の交流も生まれるなか、イベントは進行していった。
トップバッターは、HYの仲宗根泉と許田信介から紹介を受けた京都出身の4人組・the engy。フロントマン山路洸至は「緊張して浮き足立ってしまっているんですけど、お祝いの祭典ということで、浮き足立った足が棒になって倒れるまで踊っていきたいと思っています」と語っていたが、そのとおり、力強いリズムと深みのある歌声に、気持ちよさそうに体を揺らすオーディエンスが続出した。
続いては「新体制でのライブを生で見るのは初めてなのでとても楽しみです!」というLE SSERAFIM・SAKURAのコメントからステージに登場した日向坂46。『CEREMONY』のコンセプトに合わせたシックな黒の衣装で繰り広げられるパフォーマンスが大きなステージに映える。「卒業写真だけが知ってる」や「君はハニーデュー」などの楽曲が次々と届けられるライブを、アーティストラウンジのMrs. GREEN APPLEのメンバーもノリノリで楽しんでいた。
ワールドワイドに活躍する8人組・ATEEZは日本語のMCも交えながらキレのあるダンスと歌でオーディエンスを魅了。日本初披露となる最新曲「Lemon Drop」や日本オリジナル曲「UTOPIA」「Still Here」などグループの幅広い音楽性を伝える楽曲たちを次々と繰り出すライブは息を呑む瞬間の連続だった。
休憩を挟み、プレゼンターとして登場したHY・新里英之の音頭のもとウェーブが行われ、会場の空気はますます盛り上がっていく。TOMOOは「いろんな色といろんな輝き方があるよなあというのを今日、すごく感じています」と感慨深げに語り、「コントラスト」を皮切りにカラフルに彩られたパフォーマンスを披露した。
続くM!LKはアーティストラウンジでのミルキーベージュカラーから一転、紅白のめでたい衣装に身を包み、この日リリースされたばかりの新曲「wan」や、キャッチーなダンスを交えた「イイじゃん」でオーディエンスを沸かせた。そしてHYは25年のキャリアをもつバンドらしい名曲連発のライブ。いきなり「366日(Official Duet ver.)」で会場を鷲掴みにすると、さらに「AM11:00」と大ヒット曲の連打で会場を湧かせてみせた。
「ロックバンドやりに来ました!」という言葉どおり、この日のラインナップのなかで異彩を放つソリッドなバンドサウンドでロックバンドのかっこよさを見せつけたのはMy Hair is Bad。フロントマンの椎木知仁は、かつて「『サママ・フェスティバル!』を聴いて『こんなに戦う気満々のバンドがいるんだ』と思った」とミセスに衝撃を受けたことを明かしていたが、この日のマイヘアこそ、文字通り「戦う気満々」だった。
続いて登場したLE SSERAFIM。SAKURAが昨年末の『NHK紅白歌合戦』で大森とコラボした思い出を語りつつ「HOT」「Come Over」、4月にリリースされたばかりの新曲「DIFFERENT」と、クールでキュートなパフォーマンスを繰り広げた。
アーティストラウンジでMC陣と出演アーティストが濃密だった1日の感想を語り合った後、最後のアクトとしてMrs. GREEN APPLEが登場。「CEREMONY!」と大森が叫び、「ANTENNA」からスタートすると、観客は総立ち。会場は大きな手拍子に包まれた。
「Magic」ではオーディエンスもジャンプして声を上げ、パフォーマンスを観ながら口ずさむアーティストが続出した「ライラック」、そして「天国」をライブ初披露し、神秘的な舞台の雰囲気と大森のエモーショナルな歌が相まって圧倒的なオーラを見せた。最後は「ケセラセラ」で、華やかなサウンドにオーディエンスの手を叩く音が加わり、美しいフィナーレとなった。
ミセスがステージを去った後、スクリーンには今日一日の模様が映し出される。その余韻に浸る間もなく、映像の最後に早くも来年の『CEREMONY』開催が発表された。
最後にミセスの3人が登場。大森が「9組のライブはいかがでしたか?」と問いかけると、会場中から大きな拍手が巻き起こった。
大森は「こういうかしこまった雰囲気のイベントは、しっかりとイベントとしてのゴールがあるものです。でもご覧いただいた通り、『CEREMONY』にはないです。誰かを表彰するわけでもなく、各アーティストがオンリーワンであることを提唱して、僕らにもそれを言い聞かせる必要があると思いました。ここで掲げておきたかったです。はっきりとしたゴールがないからこそ、音楽は無限大だな、自由だなと。きれいごとでもいいから感じた日でした。音楽を始めてよかったと、心の底から思いました」。
続けて「ミュージシャン、アーティストは互いのことを心の底から認め合うということはすごく難しい生き物でして。でも僕は今日心の底から拍手が出てきた自分に、本当に感動しました。
この日の会場には開始直後から一体感が生まれ、アーティストラウンジで、アーティスト同士がどんどん打ち解けていく様子も印象的だった。
、同イベントは「お互いの音楽やカルチャーを讃え合い、交わり合う」場としてMrs. GREEN APPLEが立ち上げた新たなエンタテインメントメディア。GREEN CARPETや円卓など、いわゆる対バンライブやフェスとも異なるさまざまな趣向が凝らされるなか、出演アーティストとオーディエンス全員が音楽の素晴らしさを改めて感じ、喜び讃え合った特別な音楽の祭典となった。
ステージ前に設置された、円卓が並ぶアーティストラウンジに出演者が勢揃いするなか、ステージには大森、若井滉斗(ギター)、藤澤涼架(キーボード)の3人が登場して開会を宣言。大森は「この『CEREMONY』、見るからに中央に円卓があったりとか、なかなか普段イベントで見られない光景だと思います。僕自身もいつもと違う雰囲気で高揚しています」と声を弾ませた。「アーティストがお互いのライブを見たりお互いの文化に触れることは意外となくて」とこのイベントを立ち上げるに至った思いを口にしつつ、「みなさんも新たな音楽の発見だったり、気づきだったり、出会いみたいなものがあると幸いです。今日は特別な1日にしたいと思います。どうぞ楽しんでいってください」と会場に集まった人々にメッセージを伝えた。
MCのサッシャとノイハウス萌菜が登場し、ライブパフォーマンスが開始。次に登場するアーティストを本日の出演アーティストが「プレゼンター」となって紹介し、そしてステージ前に設けられたアーティストラウンジでは彼ら自身もリラックスしてライブを楽しむ。いずれもこの『CEREMONY』のコンセプトを象徴する、印象的な光景だった。ライブの合間にはアーティストラウンジでライブを堪能するアーティストへのインタビューも行われ、アーティスト同士の交流も生まれるなか、イベントは進行していった。
トップバッターは、HYの仲宗根泉と許田信介から紹介を受けた京都出身の4人組・the engy。フロントマン山路洸至は「緊張して浮き足立ってしまっているんですけど、お祝いの祭典ということで、浮き足立った足が棒になって倒れるまで踊っていきたいと思っています」と語っていたが、そのとおり、力強いリズムと深みのある歌声に、気持ちよさそうに体を揺らすオーディエンスが続出した。
続いては「新体制でのライブを生で見るのは初めてなのでとても楽しみです!」というLE SSERAFIM・SAKURAのコメントからステージに登場した日向坂46。『CEREMONY』のコンセプトに合わせたシックな黒の衣装で繰り広げられるパフォーマンスが大きなステージに映える。「卒業写真だけが知ってる」や「君はハニーデュー」などの楽曲が次々と届けられるライブを、アーティストラウンジのMrs. GREEN APPLEのメンバーもノリノリで楽しんでいた。
ワールドワイドに活躍する8人組・ATEEZは日本語のMCも交えながらキレのあるダンスと歌でオーディエンスを魅了。日本初披露となる最新曲「Lemon Drop」や日本オリジナル曲「UTOPIA」「Still Here」などグループの幅広い音楽性を伝える楽曲たちを次々と繰り出すライブは息を呑む瞬間の連続だった。
休憩を挟み、プレゼンターとして登場したHY・新里英之の音頭のもとウェーブが行われ、会場の空気はますます盛り上がっていく。TOMOOは「いろんな色といろんな輝き方があるよなあというのを今日、すごく感じています」と感慨深げに語り、「コントラスト」を皮切りにカラフルに彩られたパフォーマンスを披露した。
続くM!LKはアーティストラウンジでのミルキーベージュカラーから一転、紅白のめでたい衣装に身を包み、この日リリースされたばかりの新曲「wan」や、キャッチーなダンスを交えた「イイじゃん」でオーディエンスを沸かせた。そしてHYは25年のキャリアをもつバンドらしい名曲連発のライブ。いきなり「366日(Official Duet ver.)」で会場を鷲掴みにすると、さらに「AM11:00」と大ヒット曲の連打で会場を湧かせてみせた。
最後にはオーディエンスだけでなくアーティストラウンジにいるアーティストまで巻き込むさすがのステージングを見せた。
「ロックバンドやりに来ました!」という言葉どおり、この日のラインナップのなかで異彩を放つソリッドなバンドサウンドでロックバンドのかっこよさを見せつけたのはMy Hair is Bad。フロントマンの椎木知仁は、かつて「『サママ・フェスティバル!』を聴いて『こんなに戦う気満々のバンドがいるんだ』と思った」とミセスに衝撃を受けたことを明かしていたが、この日のマイヘアこそ、文字通り「戦う気満々」だった。
続いて登場したLE SSERAFIM。SAKURAが昨年末の『NHK紅白歌合戦』で大森とコラボした思い出を語りつつ「HOT」「Come Over」、4月にリリースされたばかりの新曲「DIFFERENT」と、クールでキュートなパフォーマンスを繰り広げた。
アーティストラウンジでMC陣と出演アーティストが濃密だった1日の感想を語り合った後、最後のアクトとしてMrs. GREEN APPLEが登場。「CEREMONY!」と大森が叫び、「ANTENNA」からスタートすると、観客は総立ち。会場は大きな手拍子に包まれた。
「Magic」ではオーディエンスもジャンプして声を上げ、パフォーマンスを観ながら口ずさむアーティストが続出した「ライラック」、そして「天国」をライブ初披露し、神秘的な舞台の雰囲気と大森のエモーショナルな歌が相まって圧倒的なオーラを見せた。最後は「ケセラセラ」で、華やかなサウンドにオーディエンスの手を叩く音が加わり、美しいフィナーレとなった。
ミセスがステージを去った後、スクリーンには今日一日の模様が映し出される。その余韻に浸る間もなく、映像の最後に早くも来年の『CEREMONY』開催が発表された。
来年も同じ会場で、2026年6月10日と11日の2日間にわたり開催することが発表された。
最後にミセスの3人が登場。大森が「9組のライブはいかがでしたか?」と問いかけると、会場中から大きな拍手が巻き起こった。
大森は「こういうかしこまった雰囲気のイベントは、しっかりとイベントとしてのゴールがあるものです。でもご覧いただいた通り、『CEREMONY』にはないです。誰かを表彰するわけでもなく、各アーティストがオンリーワンであることを提唱して、僕らにもそれを言い聞かせる必要があると思いました。ここで掲げておきたかったです。はっきりとしたゴールがないからこそ、音楽は無限大だな、自由だなと。きれいごとでもいいから感じた日でした。音楽を始めてよかったと、心の底から思いました」。
続けて「ミュージシャン、アーティストは互いのことを心の底から認め合うということはすごく難しい生き物でして。でも僕は今日心の底から拍手が出てきた自分に、本当に感動しました。
このイベントに何の意味があって、どこに向かっていくのか…きれいごとを少しずつでも絶やさず続けることによって、この先の日本の音楽の未来が作られていくと思っています」と語った。
この日の会場には開始直後から一体感が生まれ、アーティストラウンジで、アーティスト同士がどんどん打ち解けていく様子も印象的だった。
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