アイドルグループ・アンジュルムが18日、神奈川・横浜アリーナで『アンジュルム 10th Anniversary tour 2025 春「桜梅桃李」上國料萌衣 FINAL ~お先はまっキラ!~』を開催した。同公演は、4月5日から始まった全国11会場26公演のツアーの千秋楽にあたると同時に、メンバー・上國料萌衣の卒業コンサートとして行われた。
2015年にアンジュルムに加入し、23年からはグループの三代目リーダーを務めてきた上國料。ファッション誌やコスメブランドのモデルとしても活動するなど幅広く活躍し、昨年12月にグループおよびハロー!プロジェクトからの卒業を発表。卒業後は留学を経て芸能活動を継続する予定となっている。
この日の横浜アリーナ公演は、立ち見席まで販売される盛況ぶりで、CSテレ朝チャンネル1での生中継と全国88館と台北の映画館にてライブビューイングを実施。会場には約1万2000人が集結し、「かみこ」コールが響き渡るなか、上國料にとってのデビューシングル「次々続々」でライブがスタートした。
続いてユニゾンが美しい「地球は今日も愛を育む」、センチメンタルに聴かせる「Uraha=Lover」、「ハデにやっちゃいな!」では力強さ、「ミステリーナイト!」ではミステリアスな雰囲気にステージを染めていく。
MCで「横浜アリーナにお集まりのみなさん、ようこそー!」と挨拶した上國料は、伊勢鈴蘭にラストステージへの思いを聞かれ、「信じられない!」と率直な気持ちを述べ、「円陣で泣くかなと思ったけど、楽しみが勝ってた!」と開演前の心境を振り返った。「このツアーで一人ひとりが成長して、今日のために一生懸命頑張ってきた」と語り、「みなさんにも盛り上げてもらいたいなと思います!」と笑顔を見せた。
川名凜の曲振りから披露された新曲「アンドロイドは夢を見るか?」、「RED LINE」で勢いを増していき、「涙は蝶に変わる」と「愛・魔性」で情熱的に見せていくかと思えば、「うわさのナルシー」では涼やかな余裕を表現。ツアー中に数名ずつ回替わりで披露してきたダンスパフォーマンスを全員で披露すると、そのパワフルさに応えるように会場もどんどん熱くなっていった。
レギュラーラジオの企画にちなんだ高尾山を登るVTRでは、メンバーからのリクエストでファンがペンライトでハートや山の形を作ったり、ファンにはおなじみの「着きました、高尾山!」のセリフが飛び出すと会場も盛り上がるなど、パフォーマンス以外でもファンとの一体感を感じさせる微笑ましい場面もあった。
そこから「大器晩成」のイントロが流れると会場が一気に沸き立ち、「SHAKA SHAKA TO LOVE」ではサインボールとサイン入り紙飛行機を客席に飛ばしながらファンとのコミュニケーションを楽しむ。
「ええか!?」では弾ける魅力で盛り上げ、橋迫鈴の「オフはいらないね」のパートをきっかけに、“オフはいるか・いらないか問題”をツアーを通して議論してきた「ライフ イズ ビューティフル!」は、為永幸音の「結局のところ、どうなんですか?」の問いかけに橋迫が「オフはあってもなくても、お先はまっキラ!」と今回のタイトルにかけて答え、大団円を迎えた。「初恋、花冷え」「忘れてあげる」では一気に雰囲気を変え、切なさや儚さで魅了していく。
橋迫がファンとじゃんけんをしたり、上國料が「アンジュ・アンジュ・アンジュが大好きだ!」で三三七拍子をしたりと、メンバーが代わる代わる客席を煽っていく。「人生、すなわちパンタ・レイ」、サンバの熱さと湿度を感じさせる「汗かいてカルナバル」、「美々たる一撃」「アイノケダモノ」「ドンデンガエシ」ではファンのコールとともに会場はヒートアップ。アンジュルムが持つ色とりどりの表現を見せ、「友よ」まで全員でステージを駆け抜けた。
本編終了後には、メンバーから上國料へのメッセージVTRが上映。後藤花、下井谷幸穂、平山遊季、松本わかな、為永、川名、橋迫、そして次期リーダーの伊勢が、それぞれの言葉で上國料への感謝や敬意、惜別の思いを伝えた。
会場が上國料のメンバーカラーであるアクアブルーのペンライトに染まる中、上國料がドレス姿でステージに登場。胸元や肩にはアンジュルムへの愛がこもったハートのビジューがあしらわれていた。卒業への思いをつづった手紙では、「大好きと心から言えないような苦しい時期もちょっとだけあったけど、今の私はその時期も含めて、アンジュルムが大好きだ!と心の底から言いたいです」と語った。
「うれしいことも悩みごとも、全部がアンジュルムだった」という日々を思い返し、「今のアンジュは胸を張って最高だと言えます。
最後にファンに向けて感謝を伝え、「みなさんの未来もまっキラでありますように!」と手紙を締めくくると、メンバーと口ずさんでいたという「帰りたくないな。」を披露。メンバー全員がステージに揃い、上國料に向けて「交差点」を歌っていく。
伊勢は「ちょっとヤバいです……」と涙声で話し、上國料も「今日、ビジュよかったの。だから絶対泣かない!と思ったんだけどさ、無理だったよね。そんなに見ないでください!」と語った。
改めて上國料がファンに向けて挨拶をすると、「アンジュルムはまだまだ続いていきますし、アンジュルムの愛はもっともっとずっと続いていきます」と語った。「光のうた」ではファンの歌声とともに温かい空気に包まれ、「愛すべきべき Human Life」では、この日の公演タイトルであり、この曲に登場する歌詞でもある「お先はまっキラ!」と書かれたバナーをファンが掲げるという、上國料からメンバーへのサプライズが。エンドクレジットが流れ、アンジュルムが表現し続けてきた大きな愛と、それぞれのキラキラと輝く未来を感じさせながらコンサートは幕を下ろした。
■セットリスト
M01. 次々続々
M02. 地球は今日も愛を育む
M03. Uraha=Lover
M04. ハデにやっちゃいな!
M05. ミステリーナイト!
M06. アンドロイドは夢を見るか?
M07. RED LINE
M08. 涙は蝶に変わる
M09. 愛・魔性
M10. うわさのナルシー
M11. 大器晩成
M12. SHAKA SHAKA TO LOVE
M13. ええか!?
M14. ライフ イズ ビューティフル!
M15. 初恋、花冷え
M16. 忘れてあげる
M17. 人生、すなわちパンタ・レイ
M18. 汗かいてカルナバル
M19. 美々たる一撃
M20. アイノケダモノ
M21. ドンデンガエシ
M22. 友よ
<アンコール>
EN01. 帰りたくないな。
EN02. 交差点
EN03. 光のうた
EN04. 愛すべきべき Human Life
2015年にアンジュルムに加入し、23年からはグループの三代目リーダーを務めてきた上國料。ファッション誌やコスメブランドのモデルとしても活動するなど幅広く活躍し、昨年12月にグループおよびハロー!プロジェクトからの卒業を発表。卒業後は留学を経て芸能活動を継続する予定となっている。
この日の横浜アリーナ公演は、立ち見席まで販売される盛況ぶりで、CSテレ朝チャンネル1での生中継と全国88館と台北の映画館にてライブビューイングを実施。会場には約1万2000人が集結し、「かみこ」コールが響き渡るなか、上國料にとってのデビューシングル「次々続々」でライブがスタートした。
続いてユニゾンが美しい「地球は今日も愛を育む」、センチメンタルに聴かせる「Uraha=Lover」、「ハデにやっちゃいな!」では力強さ、「ミステリーナイト!」ではミステリアスな雰囲気にステージを染めていく。
MCで「横浜アリーナにお集まりのみなさん、ようこそー!」と挨拶した上國料は、伊勢鈴蘭にラストステージへの思いを聞かれ、「信じられない!」と率直な気持ちを述べ、「円陣で泣くかなと思ったけど、楽しみが勝ってた!」と開演前の心境を振り返った。「このツアーで一人ひとりが成長して、今日のために一生懸命頑張ってきた」と語り、「みなさんにも盛り上げてもらいたいなと思います!」と笑顔を見せた。
川名凜の曲振りから披露された新曲「アンドロイドは夢を見るか?」、「RED LINE」で勢いを増していき、「涙は蝶に変わる」と「愛・魔性」で情熱的に見せていくかと思えば、「うわさのナルシー」では涼やかな余裕を表現。ツアー中に数名ずつ回替わりで披露してきたダンスパフォーマンスを全員で披露すると、そのパワフルさに応えるように会場もどんどん熱くなっていった。
レギュラーラジオの企画にちなんだ高尾山を登るVTRでは、メンバーからのリクエストでファンがペンライトでハートや山の形を作ったり、ファンにはおなじみの「着きました、高尾山!」のセリフが飛び出すと会場も盛り上がるなど、パフォーマンス以外でもファンとの一体感を感じさせる微笑ましい場面もあった。
そこから「大器晩成」のイントロが流れると会場が一気に沸き立ち、「SHAKA SHAKA TO LOVE」ではサインボールとサイン入り紙飛行機を客席に飛ばしながらファンとのコミュニケーションを楽しむ。
上國料が曲中のセリフを「みんな、ずっと大好きだよー!」に変えると、ファンも歓声で応えた。
「ええか!?」では弾ける魅力で盛り上げ、橋迫鈴の「オフはいらないね」のパートをきっかけに、“オフはいるか・いらないか問題”をツアーを通して議論してきた「ライフ イズ ビューティフル!」は、為永幸音の「結局のところ、どうなんですか?」の問いかけに橋迫が「オフはあってもなくても、お先はまっキラ!」と今回のタイトルにかけて答え、大団円を迎えた。「初恋、花冷え」「忘れてあげる」では一気に雰囲気を変え、切なさや儚さで魅了していく。
橋迫がファンとじゃんけんをしたり、上國料が「アンジュ・アンジュ・アンジュが大好きだ!」で三三七拍子をしたりと、メンバーが代わる代わる客席を煽っていく。「人生、すなわちパンタ・レイ」、サンバの熱さと湿度を感じさせる「汗かいてカルナバル」、「美々たる一撃」「アイノケダモノ」「ドンデンガエシ」ではファンのコールとともに会場はヒートアップ。アンジュルムが持つ色とりどりの表現を見せ、「友よ」まで全員でステージを駆け抜けた。
本編終了後には、メンバーから上國料へのメッセージVTRが上映。後藤花、下井谷幸穂、平山遊季、松本わかな、為永、川名、橋迫、そして次期リーダーの伊勢が、それぞれの言葉で上國料への感謝や敬意、惜別の思いを伝えた。
会場が上國料のメンバーカラーであるアクアブルーのペンライトに染まる中、上國料がドレス姿でステージに登場。胸元や肩にはアンジュルムへの愛がこもったハートのビジューがあしらわれていた。卒業への思いをつづった手紙では、「大好きと心から言えないような苦しい時期もちょっとだけあったけど、今の私はその時期も含めて、アンジュルムが大好きだ!と心の底から言いたいです」と語った。
「うれしいことも悩みごとも、全部がアンジュルムだった」という日々を思い返し、「今のアンジュは胸を張って最高だと言えます。
それと同時に、私が卒業してもお先はまっキラだ~と本気で思います!」と胸を張った。「大好きなみんなと離れることは本当に寂しいけど、自分で決めた卒業という決断を後悔しないように、これから前に進んでいきます!」と決意を新たにした。
最後にファンに向けて感謝を伝え、「みなさんの未来もまっキラでありますように!」と手紙を締めくくると、メンバーと口ずさんでいたという「帰りたくないな。」を披露。メンバー全員がステージに揃い、上國料に向けて「交差点」を歌っていく。
伊勢は「ちょっとヤバいです……」と涙声で話し、上國料も「今日、ビジュよかったの。だから絶対泣かない!と思ったんだけどさ、無理だったよね。そんなに見ないでください!」と語った。
改めて上國料がファンに向けて挨拶をすると、「アンジュルムはまだまだ続いていきますし、アンジュルムの愛はもっともっとずっと続いていきます」と語った。「光のうた」ではファンの歌声とともに温かい空気に包まれ、「愛すべきべき Human Life」では、この日の公演タイトルであり、この曲に登場する歌詞でもある「お先はまっキラ!」と書かれたバナーをファンが掲げるという、上國料からメンバーへのサプライズが。エンドクレジットが流れ、アンジュルムが表現し続けてきた大きな愛と、それぞれのキラキラと輝く未来を感じさせながらコンサートは幕を下ろした。
■セットリスト
M01. 次々続々
M02. 地球は今日も愛を育む
M03. Uraha=Lover
M04. ハデにやっちゃいな!
M05. ミステリーナイト!
M06. アンドロイドは夢を見るか?
M07. RED LINE
M08. 涙は蝶に変わる
M09. 愛・魔性
M10. うわさのナルシー
M11. 大器晩成
M12. SHAKA SHAKA TO LOVE
M13. ええか!?
M14. ライフ イズ ビューティフル!
M15. 初恋、花冷え
M16. 忘れてあげる
M17. 人生、すなわちパンタ・レイ
M18. 汗かいてカルナバル
M19. 美々たる一撃
M20. アイノケダモノ
M21. ドンデンガエシ
M22. 友よ
<アンコール>
EN01. 帰りたくないな。
EN02. 交差点
EN03. 光のうた
EN04. 愛すべきべき Human Life
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