イベントには安田顕も登壇した。
また、本作にちなんで自分の中の”怪物”な一面について問われると、安田が「喜怒哀楽というものをお客様にお届けするのが1つの私たちの仕事」とし「普段の生活は抑えなきゃいけない。社会のルールがある、組織がある、仕事があるという中で、自分の感情をきちんとコントロールしなきゃいけない。でもコントロールしてもどうしても出てきてしまう。それがストレスとなって反発として起きてしまう。そこが”怪物”なんじゃないかと」と回答。それを受けて水上は「独りよがりな考えなんですけど、自分のことは他人が絶対に理解することができないみたいな、閉塞的な考えを申し上げようと思ったんですけど、それをより詳しく安田さんがおっしゃっていたんで」とし、「ちょっとつまらないですけど、以下同文で」とまとめて笑いを誘っていた。
本作の物語の舞台は、25年ぶりに猟奇的殺人事件が起きた羽多野町。生活安全課の警察官・富樫浩之(安田)は、25年前に妹が失踪した過去を持ち、今回の事件を追う。一方、東京から異動してきたキャリア官僚・八代真人(水上)も、ある目的を胸に事件に関わっていく。
しかし富樫は、25年前の妹の失踪事件の容疑者としても疑われた人物。
町ぐるみの隠蔽が疑われる中、新たな事件が発生。富樫にとって大切な存在だった女子大学生・柳美緒が行方不明となり、富樫自身が容疑者として逮捕されるという急展開へ。彼が本当に犯人なのか。一体、“怪物”は誰なのか――。
原作は韓国のスタジオSLLが制作し、JTBCで2021年に放送された大ヒットドラマ『怪物』。脚本・演出・演技・音楽のすべてが高く評価され、百想芸術大賞では作品賞・脚本賞・最優秀男優賞の三冠を達成した。主演のシン・ハギュンは、圧巻の演技で話題となった。