2000年代の日本のロックシーンを牽引した3ピースロックバンド、GO!GO!7188が、6月28日にデビュー25周年を迎え、アニバーサリープロジェクトを複数発表した。

 この日、GO!GO!7188のオフィシャルYouTubeチャンネルが開設された。
これまでスペースシャワーTVやM-ON!などでオンエアされてきたミュージックビデオが、公式に順次アップロードされていく予定で、リリース順に定期公開される。初回は「太陽」「ジェットにんぢん」の2本でスタートし、7月以降も「こいのうた」「C7」「浮舟」などが続々と配信される。

 また、これまでサブスクリプション未配信だったシングルやアルバムの音源も一斉解禁。EMI時代のシングル12作品に加え、BMG JAPAN在籍時代に発表されたシングル「真夏のダンスホール」「片思いファイター」「ふたしかたしか」や、アルバム『569』『虎の穴2』『アンテナ』など、2007年から2009年の音源も対象となり、計45曲が配信開始された。今回の一連の解禁により、所属レーベルの垣根を越えた幅広い楽曲ラインナップが各種音楽配信サービス上で楽しめるようになった。

 さらに9月24日には、1stアルバム『蛇足歩行』(2000年)と2ndアルバム『魚磔』(2001年)がアナログレコードとして初復刻されることも決定。いずれも2枚組・生産限定盤で、オリジナルマスターテープを使用したマスタリングが施されるなど、アナログ音源ならではの再現性にこだわった仕様となっている。

 1999年に結成され、2000年に「太陽」でメジャーデビューしたGO!GO!7188は、昭和歌謡やガレージパンクの要素を取り入れた独自のサウンドで注目を集め、「こいのうた」「C7」「浮舟」など数々の名曲をリリース。2012年に解散したあとも、映画やアニメ作品に楽曲がたびたび使用されるなど、その影響力は現在も色濃く残っている。今回の周年企画は、過去のファンのみならず新たな世代に向けて、その魅力を再発信する機会となりそうだ。
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