まず2人は、武田神社へ。信玄の父・信虎が京都を模して碁盤の目状に築いた甲府の街は、館の周辺に家臣の屋敷を作るなど画期的な街づくりだった。さらに、武田家の菩提寺・大泉寺で、信虎の肖像画や武田三代の木像など、貴重な品々を鑑賞。そして、当時の様子がわかる「勝山記」から、信虎の政治を紐解きます。そこには、暴君という従来のイメージとは異なる信虎の人物像があった。
信虎の後を継いだ信玄は、強国建設のため金山開発に着手。甲斐黄金村・湯之奥金山博物館で、当時の技術と信玄流の金活用術を学ぶ。さらに、近年の発掘調査で、信玄の居城・躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)の大規模改修が判明。そこにある信玄の思惑とは?戦国最強と恐れられた信玄の強さとは?そして、突然起きた嫡男・義信のクーデーター。自害とされた義信の死の真相が近年発見された新資料から明らかになる。
信玄の死後、跡を継いだ勝頼。