BS11は19日、『偉人・敗北からの教訓』(毎週土曜 後8:00)の放送100回記念2時間SPを放送する。記念すべきSP回のテーマは「武田三代SP 信虎・信玄・勝頼の足跡を訪ねて」。
スタジオを飛び出し、甲斐・武田氏のお膝元、山梨県甲府市へ伊東潤と中西悠理が、信虎・信玄・勝頼のゆかりの地を訪ね、武田三代の栄光と敗北の歴史を見つめていく。

 まず2人は、武田神社へ。信玄の父・信虎が京都を模して碁盤の目状に築いた甲府の街は、館の周辺に家臣の屋敷を作るなど画期的な街づくりだった。さらに、武田家の菩提寺・大泉寺で、信虎の肖像画や武田三代の木像など、貴重な品々を鑑賞。そして、当時の様子がわかる「勝山記」から、信虎の政治を紐解きます。そこには、暴君という従来のイメージとは異なる信虎の人物像があった。

 信虎の後を継いだ信玄は、強国建設のため金山開発に着手。甲斐黄金村・湯之奥金山博物館で、当時の技術と信玄流の金活用術を学ぶ。さらに、近年の発掘調査で、信玄の居城・躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)の大規模改修が判明。そこにある信玄の思惑とは?戦国最強と恐れられた信玄の強さとは?そして、突然起きた嫡男・義信のクーデーター。自害とされた義信の死の真相が近年発見された新資料から明らかになる。

 信玄の死後、跡を継いだ勝頼。
信玄の方針を引き継ぐも、そこには苦悩の数々が。2人は、信玄の菩提寺・乾徳山恵林寺(けんとくさんえりんじ)で、信玄が死の前年に作らせた不動明王像を拝見。そこには、勝頼を支えるためのある思惑が込められていた。長篠・設楽原の戦いでの惨敗で武田家は弱体化したと言われますが、実は、違う見方も。勝頼が築いた新府城跡で、2人は勝頼の思いに触れる。
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