俳優の岡田准一が、9日放送のNHK総合『明鏡止水 侍・大谷翔平』(後7:57)に出演し、武術の視点からドジャース・大谷翔平のすごさを解説した。

 武術の心得がある「武術翻訳家」岡田と格闘技通のケンドーコバヤシがMCを務める武術トークバラエティー。
今回は、野球に注目し、大谷やトッププレーヤーの妙技の秘密をひもといた。

 岡田は木刀をバットに見立て、大谷のバッティングフォームを再現。「構えっていうことでいうと、武術って崩れないことがベースになる」と切り出し、「(刀を)振って崩れてしまうのが一番嫌なので、切ったあとに必ず相手の方向に体を向ける。切ったあとにスキがない状態を作りたい」と語った。

 その上で、パワーのある外国人選手が「腰から動いている」のに対して、「武術的に言うと、肚(はら)と手がつながっていかないといけない」と指摘。

 大谷のバッティングは「肚と手(バット)が一直線」だという。「先に腰を振って旋回させたエネルギーで振ってるわけではない」とし、「これが日本的な武術の中でも最大限の力を出すことにつながっているのかなと見たりしました」と語った。

 これに対し、元プロ野球選手の里崎智也は「11年経つんですけど、引退してから、もうちょっと早く出会いたかったですね。(武術を)全然まったく生かしてなかったんで」と絶賛だった。
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