7人組グローバルグループ・ENHYPENが2日、3日の2日間にわたって、大阪・ヤンマースタジアム長居で『ENHYPEN WORLD TOUR ‘WALK THE LINE’ IN JAPAN -SUMMER EDITION-』(以下、『SUMMER EDITION』)を開催。初の日本2都市スタジアムツアーを完走した。


 同ツアーは、ENHYPENの3回目のワールドツアーの日本公演として昨年11月から今年1月まで開催された3都市6公演のドームツアー『ENHYPEN WORLD TOUR ‘WALK THE LINE’ IN JAPAN』(以下、『WALK THE LINE』)の追加公演として開催された。デビューから約4年7ヶ月での日本でのスタジアム公演開催は、海外アーティスト史上デビュー後最速かつ、日本2都市でのスタジアムツアー開催はK-POP第4世代グループ初という快挙となる。ドームツアーとスタジアムツアーを通し、計4都市10公演で約40万人を動員し、これまで開催されたENHYPENの日本ツアーの中で最大動員数を記録した。

 『SUMMER EDITION』大阪公演では2日にオンライン配信、3日に映画館でのライブビューイングも実施された。オンライン配信は全世界56の国・地域で視聴され、ライブビューイングは日本全国112館で上映され、会場に足を運べなかったENGENE(ファンネーム)も特別な思い出を共有した。

 「Brought The Heat Back」のステージで幕を上げると、HEESEUNGは「今日も楽しみましょう!」とENGENEに呼びかけ、熱気を高めた。JUNGWONが「これは『SUMMER EDITION』ですからね!夏といえばやっぱり水遊びは外せないでしょう?」と伝え、ENGENEのために用意した夏ならではの涼しい水の演出への期待感を高めた。「Future Perfect(Pass the MIC)」「Given-Taken」「Bite Me」など代表曲のステージでバンドクルーのエネルギッシュなサウンドと共に一糸乱れぬパフォーマンスを繰り広げた後、「Your Eyes Only」と「Orange Flower」ではトロッコに乗りメンバーが大きな会場を一周。メンバーがENGENEに向けて水鉄砲を撃ったり、メンバー同士で撃ち合ったり、遊びながらバックステージに到着した。

 この日、大阪の最高気温は37度超え。そんな暑さを吹き飛ばすかのような水の演出で、徐々に日は暮れ、スタジアムは涼しくなってきた。そんな夕暮れ時にぴったりの新曲「Shine On Me」のステージが始まると、エモーショナルな雰囲気に。
SUNGHOONは「これまでリリースした日本作品の中では初めてのオリジナルタイトル曲。初めてのスタジアム公演でたくさんのENGENEの前で披露できてとても感慨深いです」と伝えた。JAYが「ENGENEだけの声でこの曲を聞いてみたいですね!」と呼びかけると、ENGENEが「Shine On Me」を大合唱。大きなスタジアムにENGENEの美しい歌声が響き渡り、より一層一体感が生まれた。

 そして、「Tamed-Dashed」「Go Big or Go Home」のダンスブロックで水の演出と共に会場の盛り上がりは最高潮に。その後「Moonstruck」は以前より反響を呼んでいた満月の背景とスタンドマイクを使った特別バージョンで感動を届けた。JAKEが「『SUMMER EDITION』だけの特別バージョンの『Moonstruck』はいかがでしたか?」と投げかけると、ENGENEは大きな歓声で応えた。

 最後のトークコーナーでは、SUNOOが「まさに夏のコンサートだと感じられて良かったなと思います!」と夏ならではの公演についての感想を伝え、NI-KIが「こうしてスタジアムでコンサートをできるアーティストになったことがまだ信じられないです。ENGENEの皆さんに本当に感謝しています」と大きな会場を見渡し、感謝の言葉を伝えた。そして、甘さたっぷりの「XO(Only If You Say Yes)」、洗練された「No Doubt」、情熱的な「Bad Desire(With or Without You)」を披露し本編が終了。アンコールまで全26曲を披露し、大歓声の中、スタジアムツアーに幕を降ろした。
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