リクルート運営「リクルート進学総研」は4日、高校生の大学選びの動向について調べる『進学ブランド力調査2025』の結果を公表した。

 それによると、全国7エリア(関東甲信越、東海北陸、関西、北海道、東北、中四国、九州沖縄)に分けて聴取し、5エリアで私立大学が人気だった。
また、「国公立」「私立」の志向は、決め切れていない層が増加傾向だった。進学先検討時の重視項目では、「交通の便が良い」が1位、次いで「学びたい、興味ある学部・学科がある」が続いた。

■「志願したい大学」ランキング7エリア別
関東甲信越エリア 1位:明治大学、2位:早稲田大学、3位:立教大学
東海北陸エリア 1位:名城大学、2位:名古屋大学、3位:中京大学
関西エリア 1位:関西大学、2位:近畿大学、3位:大阪公立大学
北海道エリア 1位:北海道大学、2位:北海学園大学、3位:北海道科学大学
東北エリア 1位:東北学院大学、2位:東北大学、3位:山形大学
中四国エリア 1位:岡山大学、2位:広島大学、3位:山口大学
九州沖縄エリア 1位:福岡大学、2位:熊本大学、3位:九州大学

■「知っている大学」ランキング7エリア別
関東甲信越エリア 1位:東京大学、2位:青山学院大学、3位:明治大学
東海北陸エリア 1位:東京大学、2位:早稲田大学、3位:名古屋大学
関西エリア 1位:立命館大学、2位:東京大学、3位:早稲田大学
北海道エリア 1位:北海学園大学、2位:北海道大学、3位:東京大学
東北エリア 1位:早稲田大学、2位:東京大学、3位:東北大学
中四国エリア 1位:早稲田大学、2位:広島大学、3位:東京大学
九州沖縄エリア 1位:東京大学、2位:早稲田大学、3位:九州大学

■「国公立」「私立」の志向
「国公立の大学にぜひ行きたい」と「どちらかといえば国公立の大学に行きたい」の合計(46%)の方が、「私立の大学にぜひ行きたい」と「どちらかといえば私立の大学に行きたい」の合計(41%)よりも5ポイント上回った。前年と比較すると、「どちらかといえば国公立の大学に行きたい」「まだわからない」「どちらかといえば私立の大学に行きたい」が1~2ポイントずつ増加した。

■進学先検討時の重視項目
上位3項目は「交通の便が良い」「学びたい、興味ある学部や学科がある」「教育内容のレベルが高い」だった。前年と比較すると、1位「交通の便が良い」は4位から、3位「教育のレベルが高い」は9位から順位が上昇した。

調査期間=2025年4月1日(火)~5月6日(火)23:59 インターネット調査
調査対象=全国の高校に通っている2026年3月卒業予定者(調査時高校3年生)計20万人。
有効回答数=1万6850人(回収率8.4%)
集計対象数=1万5140人 ※分析対象は上記有効回答のうち大学進学希望者
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