柔道女子48キロ級でパリ五輪金メダルを獲得した角田夏実が7日、都内で行われた映画『バレリーナ:The World of John Wick』のジャパンプレミアにスペシャルゲストとして登場した。角田は、スパンコールが輝く真紅のイブニングドレスで美しいメリハリボディを披露し、来日中の俳優アナ・デ・アルマス、レン・ワイズマン監督を笑顔でもてなした。


 キアヌ・リーブス主演の大ヒットシリーズ『ジョン・ウィック』のスピンオフ作品である本作では、アナ演じる主人公イヴが復讐のために立ち上がり、圧倒的なアクションを繰り広げる。柔道をルーツに持つロシアの格闘技・サンボも劇中で披露される。小柄な体格ながら世界と戦ってきた角田と、作品の中で激しい戦いを演じたアナに共通点もあることから、今回のプレミア登壇が実現した。

 角田は、「『ジョン・ウィック』シリーズの大ファンなんです。アクションや投げ技のシーンが出るとうれしくなって、見ていると自分も強くなれた気がして…。本当に素敵な映画です」とコメント。

 約7年ぶりの来日となったアナは、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で世界的スターに、『ブロンド』ではマリリン・モンロー役でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた注目の俳優。角田選手は「演技がとてもかっこよくて、でも実際にお会いすると本当に美しい方で、横にいてドキドキしています」と語った。

 映画については、「力だけじゃなく、スピードやタイミング、頭を使って戦う姿が印象的でした」と感想を述べた角田。監督に対して「女性のアクション演出で気をつけていることはありますか?」と質問する場面もあり、ワイズマン監督は「リアルさを重視しています。イヴはスーパーヒーローではなく、傷つきながら戦う存在であることを大切に描いた」と答えた。

 アクション映画出演の可能性にも話が及び、角田は「私は関節技が得意なので、そういうシーンには興味があります」と話すと、監督は「カメラの外では僕の友達でいてください」とユーモアで返答。
アナも「出演するなら私の味方の役でお願いします」と金メダリストに畏敬の念を示した。

 イベントでは、角田から名前入りの白い柔道着がプレゼントされ、2人はさっそく着用。劇中で赤い柔道着を着て訓練を受けるシーンあっため、アナは「競技で着ているのと同じ色?」と確認し、競技用とわかると「最高!うれしい!ジーンズと合わせるといいかも」と喜びを表現。角田は「アナさんが着るとすごくおしゃれ」と盛り上がった。

 最後に3人は鏡開きを行い、映画の大ヒットを祈願した。『バレリーナ:The World of John Wick』は、今月22日より全国公開。
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