映画『九龍ジェネリックロマンス』(8月29日公開)より、主演の吉岡里帆と水上恒司演じるふたりの関係が動き出す“ゼロ距離”の本編映像が解禁された。

 本作の舞台は、ノスタルジー漂う街・九龍。映像では、不動産会社に勤める鯨井令子(吉岡)と先輩社員・工藤発(水上)が、真夏の屋上で休憩中に言葉を交わす様子が映し出される。

 「俺は“懐かしい”って感情は恋と同じだと思ってる」と語る工藤に、令子は「私はこの街に懐かしさなんて感じません」ときっぱり返す。しかしその直後、「でも、工藤さんには時々感じます。“懐かしさ”」と告げた言葉に、工藤は我に返ったようなハッとした表情を見せる。「“懐かしい”って、この胸に閉じ込めたいってことなんじゃない」――かつて婚約者だった“鯨井B”の面影が、令子の姿と重なっていく。

 やがて真剣な眼差しで令子に近づき、ふいに令子の耳をなでる工藤。思いがけず”ゼロ距離”となった二人の緊張感はピークに。いつになく真剣な表情を浮かべる工藤に動揺する令子。急接近する2人の恋の始まりを予感させるシーンとなっている。

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