映画『ふつうの子ども』(9月5日公開)の完成披露上映会が6日、都内で行われ、俳優・蒼井優が、小学生のときの失敗を告白した。

 作品にちなみ、小学生の頃の思い出を問われた蒼井は、お小遣いが限られていた当時のお菓子の話を披露。
「何が一番ほしいお菓子なのかって考えたのが、べったら漬けでした。お友だちはかき氷、私はべったら漬けを(食べていました)」と明かし、「かじっていたのですが、5センチぐらいでギブアップ」と苦笑いを浮かべた。

 さらに、「買い食いしちゃいけないので、持って帰るわけにもいかず、どうしようって」と試練が待っていたそう。「怒られたくないので、お友達のママにいただいたって言ったのですが、バレてしまって。べったら漬けはおやつにならないことと、うそはいけないということを学びました」と教訓を得た出来事だったと語った。

 今作は、『そこのみにて光輝く』(2014年)、『きみはいい子』(15年)の監督・呉美保氏と脚本・高田亮氏が3度目のタッグを組んだ、オリジナル新作映画。自らも親となった監督と脚本家の2人が、今の日本に生きる子どもたちと、彼らと同じ時間に向き合う大人たちにフォーカスした最新作となる。

 イベントには、主人公・唯士役の嶋田鉄太、唯士が恋心のようなものを抱く、大人びた同級生・心愛役の瑠璃、2人と一緒に“環境活動”を始める陽斗役の味元耀大、唯士の母親・恵子役の蒼井、唯士の担任教師・浅井役の風間俊介、心愛の母親・冬役の瀧内公美、呉美保監督が登壇した。
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