『IT/イット “それ”が見えたら終わり。』『シャイニング』など、数々の名作を生み出し、世界で累計4億部超の売上を誇るベストセラー作家スティーヴン・キング。彼の作品を、『ベイビー・ドライバー』『ラストナイト・イン・ソーホー』で知られるエドガー・ライト監督が映画化した『ランニング・マン』が、来年(2026年)1月30日より日本で公開される。日本版予告映像と場面写真が解禁となった。

 本作は、一攫千金を賭けた“捕まったら即死亡”のリアリティーショー形式による命がけの逃走劇を描いた、いわば現代版デスゲーム・アクション。スタイリッシュな映像美と選曲センスで世界を魅了するライト監督と、ホラー小説界の巨匠キングが初タッグを組む注目作だ。

 主人公ベン・リチャーズを演じるのは、『トップガン マーヴェリック』でブレイクし、現在ハリウッドで最も注目されている俳優のひとり、グレン・パウエル。娘の医療費を稼ぐため、命を懸けたゲームに自ら飛び込む男を体当たりで演じる。すでにJ・J・エイブラムスやロン・ハワードといった大物監督作品への主演も決定しており、本作でアクション大作の初主演を果たす。

 舞台は、一握りの富裕層と圧倒的多数の貧困層に分けられ、多くの人々が苦しい生活を強いられている世界。主人公ベン・リチャーズ(グレン・パウエル)は、職を失い、お金もなく、まさに人生のどん底に陥っていた。重病の娘の医療費に困ったベンは、優勝者に一攫千金が与えられるイカれたデスゲーム「ランニング・マン」に参加することに。その実態は、社会を支配するほどの巨大ネットワーク企業が主催する「世界一のリアリティーショー」で、参加者が巨額の賞金のために命を賭ける姿を、全世界の観客が熱狂しながら視聴する番組であった。

 ルールは簡単、逃走範囲は無制限、高度な殺人スキルを持ったハンターの追跡に加え、全視聴者が懸賞金目当てに挑戦者を追いかける、<捕獲=即死亡>の激ヤバ“鬼ごっこ”。

 そんなイカれた内容もものともせず、ベンは主催者相手に「俺は絶対勝ち残る。ケツでも拝んでな」と啖呵を切る強気な態度を見せ、逃走中に下着姿で“おしりペンペン”をお見舞いするなど、彼の型破りなキャラクターを強烈に印象づける。

 一方で、高度な殺人スキルの訓練を受けた殺戮ハンターによる、銃撃、爆破、ドローン追跡に、バズーカ砲、なんでもアリの超過激な逃走劇や、スピード感あふれるカースタントなど、息つく間もなくベンの行く先々が戦場と化していく。

 最後はグレネードによる大爆発でボロボロになりながらも、ライブカメラに向かって「捕まえてみな」と不敵に笑うカットで幕を閉じる。ベンの魅力が凝縮された、アドレナリン全開の予告映像となっている。

 さらに、主人公ベンをはじめ、イカれたデスゲームを取り巻く重要人物たちの姿を捉えた場面写真も到着。フードを被り覚悟を決めたような真剣な表情を浮かべる姿や、炎に包まれた建物内で逃走を図る絶体絶命のベンを捉えたカットが映し出されている。

 また、脇を固めるキャストも実力派ぞろいだ。ベンをリアリティーショーへと誘う冷酷なプロデューサーは、「アベンジャーズ」シリーズのサノス役で知られるジョシュ・ブローリン。ド派手に番組を盛り上げる狂気の司会者には、第97回アカデミー賞主演男優賞へのノミネートも記憶に新しいコールマン・ドミンゴが起用されている。

編集部おすすめ