「I'll be back.」――ジェームズ・キャメロン監督の伝説的SFアクション映画『ターミネーター』が、日本公開40周年を記念して、監督自ら監修した4Kレストア版として9月26日から全国公開されることになった(配給:ローソン・ユナイテッド・シネマ/一部劇場は2K上映)。

 1985年に日本公開された同作は、未来から送り込まれた殺人マシンと、一人の女性との戦いを描いたSFアクション。革新的なストーリーと迫力ある映像表現で、SF映画の概念を根底から覆し、世界の映画史に名を刻んだ。公開から40年の時を経てもなお、その輝きは色褪せることなく、多くのクリエイターや観客に影響を与え続けている。

 今回の40周年記念レストア版は、35mmオリジナルネガから4Kフィルムスキャンを行い、ジェームズ・キャメロン監督が最終的な音と映像を自ら監修するという、まさに「ターミネーター愛」に満ちたこん身のプロジェクト。当時の映像が持つフィルムの質感はそのままに、最新の技術で鮮明さと臨場感を高めた。

 今回のリバイバル上映では、キャメロン監督による特別コメント映像も併せて上映される。本作に監督がいかに深い情熱を注ぎ込んできたのか、その想いとともに、当時の興奮を再び映画館で体験できる機会となる。

■ストーリー
 未来で繰り広げられている、人類 vs 機械の果てしない闘い。人工知能スカイネットは人類のリーダーであるジョン・コナーを歴史から消すべく、1984年のロサンゼルスへ冷徹無比の殺人機ターミネーターを送り込む。目的は、いずれジョンを産むことになるサラ・コナーの抹殺。そんなある日、平凡な女子学生であるサラの前に殺人サイボーグ「ターミネーター」が姿を見せる。しかしその時、彼女を守るために1人の男が現れる。男の名はカイル・リース。ジョン・コナーの命を受け、未来からやって来た戦士だった。

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