ドラマ版・スペシャルドラマ・劇場版と展開され、2023年の前作も大ヒットを記録した『TOKYO MER』シリーズ。その劇場版第2弾『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション~』(公開中)に、新たに参加した俳優・高杉真宙が演じるのは、南海MERの若き看護師・常盤拓(ときわ・たく)。
「どんな役でも、自分が演じる人物のことは理解してあげたいと思っています。常盤は、理想に燃えてがむしゃらに突き進むタイプ。僕自身もその姿勢には共感できました。彼は最初、“ヒーローになりたい”という想いで動いているけれど、MERのメンバーたちは“ヒーローになりたい”からではなく、“目の前の命を救いたい”という強い信念で動いている。その姿がはたから見るとヒーローに見える。その違いに彼自身が気づき、変わっていく過程を丁寧に演じたいと思いました」
これまでも医療作品に出演してきた高杉だが、今回は「異常なほどリアルだった」と振り返る。
「医療行為や救助のスピード感、タンカの扱いひとつ取っても本当に難しい。撮影初日は、どう動いたらいいのかわからなくて動けなかったくらい大変でした。タンカに人を乗せて運ぶのも、本当に重いんです。医療や救命の現場で働く方々には、本当に頭が下がる思いです。今では緊急車両が走っているのを見るだけで、“今、誰かが助けを求めているのかもしれない”と考えるようになりました」
本作では、火山噴火や溶岩流など実際には存在しない災害現場でのシーンも多く、ゼロから想像しながらの芝居が求められた。
「監督の指示や資料映像をもとに“こんな状況なんだ”と想像力で補いました。そういう芝居って難しいけど、楽しくもありましたね。1人芝居も多かったけれど、嫌いではないので、しっかり向き合えたと思います」
作品全体を引っ張る存在として、主演・鈴木亮平への信頼と尊敬の念も語る。
「亮平さんがいなかったら、この作品は成立しないと本気で思います。現場の中心にいて、全部を背負ってくれていた。その姿を見て、自分もどうあるべきかを考えさせられました。医療についてもとても勉強されていて、まるで医療監修の先生が2人いるような現場でした」
本作のテーマでもある“ヒーロー”について聞くと、こんな答えが返ってきた。
「僕にとってのヒーローは、“平等”を体現する存在。誰かを特別扱いするのではなく、みんなに優しい人。昔から“平等”という言葉が好きなんです。そういう人こそ、本当のヒーローなんじゃないかと思います」
最後に、作品を観る人へのメッセージをこう締めくくった。
「この作品に参加したことで、医療従事者の方々へのリスペクトが本当に深まりました。
“ヒーローになりたい”という憧れを胸にMERに志願した青年だ。
「どんな役でも、自分が演じる人物のことは理解してあげたいと思っています。常盤は、理想に燃えてがむしゃらに突き進むタイプ。僕自身もその姿勢には共感できました。彼は最初、“ヒーローになりたい”という想いで動いているけれど、MERのメンバーたちは“ヒーローになりたい”からではなく、“目の前の命を救いたい”という強い信念で動いている。その姿がはたから見るとヒーローに見える。その違いに彼自身が気づき、変わっていく過程を丁寧に演じたいと思いました」
これまでも医療作品に出演してきた高杉だが、今回は「異常なほどリアルだった」と振り返る。
「医療行為や救助のスピード感、タンカの扱いひとつ取っても本当に難しい。撮影初日は、どう動いたらいいのかわからなくて動けなかったくらい大変でした。タンカに人を乗せて運ぶのも、本当に重いんです。医療や救命の現場で働く方々には、本当に頭が下がる思いです。今では緊急車両が走っているのを見るだけで、“今、誰かが助けを求めているのかもしれない”と考えるようになりました」
本作では、火山噴火や溶岩流など実際には存在しない災害現場でのシーンも多く、ゼロから想像しながらの芝居が求められた。
「監督の指示や資料映像をもとに“こんな状況なんだ”と想像力で補いました。そういう芝居って難しいけど、楽しくもありましたね。1人芝居も多かったけれど、嫌いではないので、しっかり向き合えたと思います」
作品全体を引っ張る存在として、主演・鈴木亮平への信頼と尊敬の念も語る。
「亮平さんがいなかったら、この作品は成立しないと本気で思います。現場の中心にいて、全部を背負ってくれていた。その姿を見て、自分もどうあるべきかを考えさせられました。医療についてもとても勉強されていて、まるで医療監修の先生が2人いるような現場でした」
本作のテーマでもある“ヒーロー”について聞くと、こんな答えが返ってきた。
「僕にとってのヒーローは、“平等”を体現する存在。誰かを特別扱いするのではなく、みんなに優しい人。昔から“平等”という言葉が好きなんです。そういう人こそ、本当のヒーローなんじゃないかと思います」
最後に、作品を観る人へのメッセージをこう締めくくった。
「この作品に参加したことで、医療従事者の方々へのリスペクトが本当に深まりました。
“自分にできることに備える”という意識を考えるきっかけになる映画だと思います。きっと観てくださった方にも、そういう意識が芽生えるんじゃないでしょうか。最後のエンドロールを観たとき、本当に素晴らしいなと思いました。多くの人に届いてほしいです」
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