2002年の韓国を舞台に描かれるノスタルジック・ラブストーリー『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』が公開中。原作はギデンズ・コー監督による台湾映画『あの頃、君を追いかけた』(2011年)。台湾で大ヒットを記録し、青春映画の金字塔と称された名作が、韓国ならではの空気感と設定を取り入れ、新たな物語として生まれ変わった。主演は本作がスクリーンデビューとなるTWICEのダヒョン。優等生ソナの初恋のとまどいと喜びを、ダブル主演のジニョン(『初恋は初めてなので』『雲が描いた月明り』)とともに瑞々しく演じた。
――映画初出演・初主演を経験してみて、率直な感想は?
【ダヒョン】今回初めて演技に挑戦しましたが、まず強く感じたのは「演技に正解はない」ということです。正解がないからこそ、その答えを探す過程がとても難しく、同時に魅力的だと思いました。その中で自分自身も成長できるし、多くの方から学ぶことができました。一言でまとめるなら、「難しいけれど楽しい」。
そして映画というのは決して一人では作れないものだということを実感しました。監督をはじめ、スタッフや共演者など、多くの人の力が集まって初めて一つの作品ができる。その現場に立てたことは、本当に新しい経験でした。まだ走り出したばかりですが、これからもっと勉強し、さまざまな方から学びたいと思っています。
――そもそも、なぜ演技をしてみたいと思ったのでしょうか?
【ダヒョン】もともとドラマや映画を観るのが好きで、役を演じる先輩方を「すごいな」と尊敬していました。演技を通して癒やされたり、感動したり、元気をもらったりする。その立場にいつか立って、観客やファン、応援してくれる方々を慰めたり励ましたりできたら…とずっと思っていました。
もう一つは、小学生の頃の家族との映画鑑賞の思い出です。そのとき母が「いつかダヒョンをこんな大きなスクリーンで観られるかしら」と言ったんです。その何気ない一言がずっと心に残っていて。今回映画に出演することになったとき、その話を母にしたら、母も覚えていてくれました。
――本作のような青春映画は観る人の青春時代を思い出させます。ソナと同じ年頃だった頃を振り返ってどう感じますか?
【ダヒョン】ソナは学級委員で、クラスを引っ張る存在でした。実は私も学生時代に学級委員をしたことがあり、性格も少し似ていると思います。何かを発表するときには勇気を振り絞って臨んでいましたし、劇中でソナが先生に意見を述べるシーンは、私自身も似た経験があったのでとても共感しました。
――演技経験は、歌や作詞などアーティスト活動にも影響しましたか?
【ダヒョン】はい。私はTWICEの活動でも作詞をしていますが、演技を通して「見えないものを想像する力」がより必要だと感じました。ある行動や言葉が、その人の感情や未来にどう影響するのかを考えるようになったんです。これからも本や映画を通して想像力を育み、歌手活動にも演技活動にも活かしていきたいと思います。
*
演技に「正解はない」と理解しつつも、その答えを探し続けたいと語る姿勢や、映画は「一人では作れない」とスタッフや共演者への感謝を口にする姿からは、努力家で誠実な人柄がうかがえた。学級委員の経験や、緊張しながらも勇気を出した学生時代の思い出を素直に語る様子は、等身大の魅力そのもの。演技を通して「見えないものを想像する力」に気づいたダヒョンが、これからスクリーンやステージでますます輝きを放つ姿を期待せずにはいられない。
――映画初出演・初主演を経験してみて、率直な感想は?
【ダヒョン】今回初めて演技に挑戦しましたが、まず強く感じたのは「演技に正解はない」ということです。正解がないからこそ、その答えを探す過程がとても難しく、同時に魅力的だと思いました。その中で自分自身も成長できるし、多くの方から学ぶことができました。一言でまとめるなら、「難しいけれど楽しい」。
そして映画というのは決して一人では作れないものだということを実感しました。監督をはじめ、スタッフや共演者など、多くの人の力が集まって初めて一つの作品ができる。その現場に立てたことは、本当に新しい経験でした。まだ走り出したばかりですが、これからもっと勉強し、さまざまな方から学びたいと思っています。
――そもそも、なぜ演技をしてみたいと思ったのでしょうか?
【ダヒョン】もともとドラマや映画を観るのが好きで、役を演じる先輩方を「すごいな」と尊敬していました。演技を通して癒やされたり、感動したり、元気をもらったりする。その立場にいつか立って、観客やファン、応援してくれる方々を慰めたり励ましたりできたら…とずっと思っていました。
もう一つは、小学生の頃の家族との映画鑑賞の思い出です。そのとき母が「いつかダヒョンをこんな大きなスクリーンで観られるかしら」と言ったんです。その何気ない一言がずっと心に残っていて。今回映画に出演することになったとき、その話を母にしたら、母も覚えていてくれました。
――本作のような青春映画は観る人の青春時代を思い出させます。ソナと同じ年頃だった頃を振り返ってどう感じますか?
【ダヒョン】ソナは学級委員で、クラスを引っ張る存在でした。実は私も学生時代に学級委員をしたことがあり、性格も少し似ていると思います。何かを発表するときには勇気を振り絞って臨んでいましたし、劇中でソナが先生に意見を述べるシーンは、私自身も似た経験があったのでとても共感しました。
――演技経験は、歌や作詞などアーティスト活動にも影響しましたか?
【ダヒョン】はい。私はTWICEの活動でも作詞をしていますが、演技を通して「見えないものを想像する力」がより必要だと感じました。ある行動や言葉が、その人の感情や未来にどう影響するのかを考えるようになったんです。これからも本や映画を通して想像力を育み、歌手活動にも演技活動にも活かしていきたいと思います。
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演技に「正解はない」と理解しつつも、その答えを探し続けたいと語る姿勢や、映画は「一人では作れない」とスタッフや共演者への感謝を口にする姿からは、努力家で誠実な人柄がうかがえた。学級委員の経験や、緊張しながらも勇気を出した学生時代の思い出を素直に語る様子は、等身大の魅力そのもの。演技を通して「見えないものを想像する力」に気づいたダヒョンが、これからスクリーンやステージでますます輝きを放つ姿を期待せずにはいられない。
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