顧客満足度調査を実施する株式会社oricon MEは、8月19日の「バイクの日!」に合わせ、「バイク保険」の利用実態データを発表。調査は、1月に発表した最新「2025年 バイク保険 ダイレクト型ランキング」および「2025年バイク保険 代理店型ランキング」の調査対象者のうち、2025年、2024年の調査対象者計2,161人に、「事故・トラブルが起こった際の保険適用内容」について訊ね、その結果をバイクの排気量ごとに割合を算出している。


1.排気量が大きくなるほど「ロードサービス」などの保険適用率が上昇

 保険年適用内容のうち、「対物賠償保険」、「ロードサービス(※1)」、「搭乗者傷害保険」の適用率は、排気量が大きくなるほど上昇しており、特に「ロードサービス」は、「原付(~50cc)」で14.9%、「普通二輪(51~125cc)」で20.6%、「普通二輪(126~250cc)」で24.6%、「普通二輪(251~400cc)」で35.5%、「大型二輪(401cc以上)」で37.1%と、「原付」と「大型二輪」では22.2ptの大きな開きがあった。

※1.ロードサービス:バッテリー上がり、パンク、ガス欠、レッカー移動などのトラブルへの対応

<ロードサービス補償利用者のコメント>
「山間部での転倒時に駆けつけてくれて助かった(60代以上・女性・普通二輪/51~125cc)」
「レッカーなどのトラブルサポート対応も24時間365日受け付けているのが素晴らしい(30代・男性・普通二輪/251~400cc)」
「ロードサービス特約が優秀。故障の多いバイクに乗っていた時は大変お世話になった(30代・男性・大型二輪/401cc以上)」
「二輪は保険なしでは有事の際に対応できないことが多いので加入しているが、いちばんよく利用するのはロードサービス。パンクや事故時の車両の移動をお願いできるのが良い(50代・男性・大型二輪/401cc以上)」

2.排気量251cc以上のバイク、全ての補償内容で高い適用率に

 今回発表の9項目の保障適用内容のうち、「普通二輪(251~400cc)」は、「対人賠償保険(43.4%)」、「自損事故保険(35.5%)」、「車両保険(36.2%)」、「人身傷害補償保険(26.3%)」、「弁護士特約・弁護士費用(20.4%)」、「無保険車傷害保険(19.1%)」と、6つの補償内容が最も高い適用率となった。中でも「車両保険」は、15%~23%台の他の排気量の適用率と比べ突出して高い36.2%となっている。

 また「大型二輪(401cc以上)」は、その他の3つの補償内容「対物賠償保険(59.2%)」、「ロードサービス(37.1%)」、「搭乗者傷害保険(33.4%)」で最も高い適用率となり、排気量251cc以上のバイクが、全ての適用内容で高い適用率を記録。やはり、排気量が大きくなるほどバイク保険には加入しておいた方がいいと、納得させられる結果となった。

<「普通二輪(251~400cc)」保険適用者のコメント>
「ロードサービスが充実しており、助かった(30代・女性・普通二輪/251~400cc)」 
「自分は何もしなくとも、事故相手等にもサポート対応してもらい、とてもスムーズに解決したので良かった(40代・男性・普通二輪/251~400cc)」 

<「大型二輪(401cc以上)」保険適用者のコメント>
「事故時の対応はありがたかった。警察に届かなかった自損事故にも対応してくれた(40代・女性・大型二輪/401cc以上)」
「バイク保険に加入していなかったと思うと、相手との交渉に対しても不安なことだらけだったと思うし、いろいろ費用がかかるので、本当に加入していて良かったと思うことが多い(40代・女性・大型二輪/401cc以上)」

 なお、最新の 「2025年 バイク保険 ダイレクト型ランキング」では、【チューリッヒ保険】が、2020年以来となる4度目の総合1位に。区分別部門の「普通二輪(126~250cc)」でも1位となっている。

 一方の「2025年 バイク保険 代理店型ランキング」では、【東京海上日動火災保険】が2年連続の総合1位。区分別部門の「普通二輪(126~250cc)(※)」、「大型二輪(401cc以上)」でも1位を獲得している。


※「代理店型」の区分別部門「普通二輪(126~250cc)」は【東京海上日動火災保険】と総合3位の【三井住友海上火災保険】が同点1位
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