吉村知事は「現在、夢洲万博会場におられる皆様へ」とし、まず、このような状態になっていますことを心からお詫び申し上げます」と謝罪。大阪ヘルスケアパビリオンの開放とともに、「会場全体を災害対応時と同様に対応するよう努めます」と説明した。
また「引き続き大阪メトロ中央線の夢洲~コスモスクエアのピストン輸送を継続、接続するニュートラム、四つ橋線の終電延長を検討中、大阪メトロ代替輸送バス16台で桜島駅に輸送(0:30発の臨時便で環状線各駅まで輸送)、タクシーも引き続き夢洲へ集まってもらうとりうる手段をとっていきます」とした。
その上で「現実問題として、仮に会場外に出ても、その先の他の交通機関がないことから、万博会場内で一夜を過ごさざるを得ない状況の方も多くおられると思います。万博協会から対応の発信があると思いますが、できる限り施設開放して(大阪ヘルスケアパビリオンは開放)、少しでも快適に過ごして頂けるよう努めます」とつづった。
深夜1時前には「他のパビリオン施設管理者の皆様へ」とし、「現状では帰宅できない方や疲労が蓄積している方が多くおられることが確実な状況です。施設開放可能な館については、少しでも来場者の方に快適に過ごしていただく為、施設開放のご協力をお願いします」と呼びかけ。
その後には「協会総長と話をしました。災害時と同様の対応をとることとし、現在、会場内におられる方に、水や食料等の物資を配布するように致します。大変なご迷惑をおかけしておりますことを心からお詫び申し上げます」と、継続的に情報を更新した。(深夜1時6分現在)
なお、万博公式サイトでは、午後11時すぎの時点で「大阪メトロ中央線停止に伴う緊急のお知らせ」とし、「ただいま大阪メトロ中央線が運転を見合わせております。ご不便をおかけし申し訳ございませんが、東ゲートからお帰りを予定している方は、しばらくお待ちください」と掲載している。