RIZAPグループは14日、2026年3月期第1四半期(4~6月)決算を発表した。当期の売上収益は399億1500万円、営業利益は4億円。
前年同月比での営業利益はプラス33億円となり、2022年3月期以来、4年ぶりの営業黒字。主にchocoZAP事業の収益力向上により大幅増益となった。

 現在chocoZAPは、前期末比ではプラス32店で1823店舗(本日14日時点)。chocoZAPの成長と利益を支える「無人運営エコシステム」により、定期巡回専門スタッフの巡回型運営モデルにより省人・省力化を実現。これにより外注費72.4%、荷造り運賃37.9%ともに前年同期比で削減となった。さらに、IoT遠隔システムを活用した店舗環境の向上とコストの効率化を両立し、電気使用量が60.5%削減。今期は会員数の伸びのみに依存せず収益構造の最適化による利益成長を実現した。

 このほか、マシン・サービス故障や不具合については、QRコード管理開始の2024年11月から3.96%改善した。定期巡回スタッフ(ちょこサポ・ちょこメンテ)の導入により突発的な故障を抑制し、セルフメンテナンス会員により誰でも修繕できる体制を作り、均一品質の仕組化を確立。定期巡回スタッフとメンテナンス会員が故障率低減に寄与。

 今後の成長戦力としては品質向上の取り組みを継続しつつ、フランチャイズ、共同出店や協業、グローバル展開による新たな出店モデルに加え、物販や広告事業、データといったアセットを活用した新規事業展開に注力する。

 なお、フランチャイズ展開に関するお問い合わせの累計件数は500件超(8月14日時点)。
9月よりトライアルで開始し、自社の資本、リソース、ノウハウの制約を超えた成長を目指す。
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