櫻井が武蔵三郎を演じる“占拠シリーズ”は2023年『大病院占拠』、24年『新空港占拠』と続編が制作され、今作は3作目となる。占拠シリーズの醍醐味は、面で顔を隠した武装集団から次々に突きつけられる要求と、迫りくるタイムリミット。物語が進むにつれて、犯行の動機、犯人たちの素顔が明らかになる。しかし、明らかになればなるほど、隠されていた真実は深い謎を刻む。息もつかせぬ“どんでん返し”からの“どんでん返し”というスピード感のある展開が話題となった。第3弾の今作も、一瞬も気の抜けない完全オリジナルのタイムリミット・バトル・サスペンスとなる。
武蔵の義弟で刑事の伊吹裕志(加藤清史郎)が、武装集団「妖(あやかし)」のリーダー「般若」になった理由は、恋人だった神津風花の無念を晴らすためだった。5年前の「鎌鼬事件」で報道記者・安室光流・白石純恋殺害の罪を着せられ、自ら命を絶った風花。事件の隠蔽をのっぺらぼうに依頼し、風花を殺人犯に仕立てた真犯人は、屋代圭吾(高橋克典)だった。
さらに、伊吹は「番組が盛り上がるのはこれからですよ」と口角を上げた。そして、武蔵が「青鬼の仲間だったのか」と問うと、「がしゃどくろ」(瞳水ひまり)は「途中まではね」と回答。伊吹が「ここでスペシャルゲストに登場してもらいましょう」と呼びかけると、青鬼・大和耕一(菊池風磨)が監禁されている様子が映し出された。
ラスト1分での衝撃展開に視聴者からは「武蔵刑事助けてえええええええ」「大和、死なないでー!」「青鬼さんんんんんん」「ラストの青鬼大和がなぜ?」「仲間割れ?」といった声が寄せられている。