原作は、“どんでん返しの帝王”の異名を持つベストセラー作家・中山七里氏による小説「能面検事」シリーズ。大阪地検きってのエース検察官である不破俊太郎(上川)は、検察の上層部や警察組織に対して一切の忖度(そんたく)はなく、とにかく冷静沈着に、ただ淡々と職務を全うする。ついた通り名は“能面検事”。不破が、権力者による圧力や組織のしきたりに屈することなく、むしろそれらを圧倒しながら事件の真相を暴いていく痛快なリーガルミステリー。
府内の駅前で7人が刺殺される無差別殺人事件が発生。犯人・笹清政市(安井順平)の動機は、就職氷河期世代を切り捨てた社会への復讐だという。取り調べが続く中、大阪地検に届いた郵便物が爆発し、前田拓海(大西流星)が巻き込まれ、意識不明に。爆発物を送ってきた犯人は「ロスト・ルサンチマン」と名乗り、笹清の釈放を要求する。
不破は、大阪地検次席検事である榊宗春(寺脇康文)から両事件の捜査を命じられるが、犯人の特定は難航。そこに、手柄の横取りを目論む大阪府警本部本部長の帯津英介(山崎樹範)が現れる。
笹清の厳罰化を望む市民からの批判を早期に収束させたいという思惑から、帯津本部長は笹清を伴っての現場の実況見分を計画。危険だという不破の指摘を無視して強行する。
榊検事が謝罪するが、それでも腹の虫がおさまらない帯津本部長は、地検を批判し、「(不破検事が)いつか組織を危険にさらす」と強い口調で訴える。笑顔で聞いていた榊検事だが、「帯津さん、あんたものすごい偉そうに言うてますけど…」と切り出し、帯津本部長のミスを5点にわたって挙げ「プラマイ2勝ですわ」と言い返した。
この展開に視聴者もすっきりしたようで「榊次席が!まさかのどんでん返し!!すごくかっこよかった」「いまの次席の追い詰め方、最高だったなぁw」「言うねぇ~!」「ド正論すっきり~~榊次席検事の反撃、フルボッコで大好き!!!」といったコメントが寄せられた。
なお、TVerで見逃し配信中。