先日、10月からテレビ朝日系木曜ドラマ枠で放送が決定した連続ドラマ第5シーズンとあわせて、劇場版『緊急取調室 THE FINAL』の公開日(12月26日)が発表された。公開延期から1年を経て2024年6月に再始動した本作は、脚本を大幅に改稿し、追加キャストに石丸幹二を迎えて再撮影を実施。このたび最新予告映像が解禁された。

 劇場版では、主人公の取調官・真壁有希子役の天海祐希を筆頭に、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世、杉咲花といったおなじみのメンバーが続投。さらに石丸幹二、佐々木蔵之介がゲスト出演する。

 最新予告では、石丸が演じる内閣総理大臣・長内洋次郎と有希子が対峙する場面が映し出される。物語は、超大型台風が連続発生し国家が非常事態に陥る中で始まる。長内総理は災害対策会議に10分遅れて到着。その“空白の10分”を糾弾した佐々木蔵之介演じる暴漢・森下道弘が、総理大臣襲撃事件を起こす。

 事件の真相解明のために緊急招集された「キントリ」メンバー。しかし森下は動機を一切語らず、さらには「取調室に総理大臣を連れて来い!」と無謀な要求を突きつける。取調べが行き詰まる中、長内総理自身にも“ある疑惑”が浮上し、キントリは総理を取調べるべく動き出すことに――。

 「総理を取調べたいんです。」

 100人以上の敵を相手にしてきたキントリだが、国のトップを取調べるのは前代未聞。森下が面会を求める理由とは何なのか?そして彼らは、難攻不落の総理を“マル裸”にできるのか。

 予告編には、不敵に笑う長内総理の姿も。その正体は正義の英雄か、それとも悪の暴君か。さらに超大型台風が迫る様子が圧倒的スケールで描かれ、国家を揺るがす大事件と大災害が同時に襲いかかるという、まさにシリーズ“最後の闘い”にふさわしい緊迫感をあおっている。映像のラストでは、有希子が「悪あがきです、最後の」と力強く言い放つシーンが印象的だ。

 12年にわたるシリーズの集大成にふさわしい壮大なスケールで描かれる本作。主演・天海祐希、そして石丸幹二が演じる総理との“前代未聞の取調べ”に注目が集まる。

■真壁有希子役:天海祐希のコメント

皆さま!お待たせしました!
予告編、お写真などお届けします。

私の石丸さんのイメージは…高貴な方!
その端正で高貴なイメージのまま、石丸さんだからこその内閣総理大臣を、力強く演じてくださいました。
石丸さんの演じる総理大臣との対決では、キントリとしてのプライド、使命、正義をかけ、一丸となり立ち向かいます。なんせ内閣総理大臣ですから。自分たち、警視庁の組織の頂点と戦うわけです。それはそれは、さまざまな葛藤や揺らぎが起こります。

石丸さんが内閣総理大臣を演じて下さったおかげで、その信念との葛藤がより深く、より厚くなっているのではないかと思います。石丸さんには、心から感謝しています。

緊急取調室、12年間の集大成。
私達キントリが最後に行き着く場所を、姿を…

皆さまをお待たせした分、より楽しんでいただける作品になっています!
ぜひとも、観ていただけたら幸せです。どうぞ、よろしくお願い致します。

■長内洋次郎役:石丸幹二のコメント

 『緊急取調室』は、いつもテレビで楽しんでいました。天海さんの演技がさっそうと潔く、しかも重みがあって、格好良い。さすが長年「芯に立ってきた人」だなと感じ入っていました。また、チームの皆さんの多彩さ、上手さといったら。作品を幾重にも彩っていますよね。だから毎回、画面から目が離せないでいました。

 その作品の、「THE FINAL」と銘打つ映画版の、重要な敵役として参加できるなんて、夢のようでした。デビュー35年目にして、こんな大きな責務を担うことになるなんて、と自分でもおかしくなるぐらいの緊張と高揚感で撮影初日を迎えました。

 天海さんをはじめとするキントリチームは、素晴らしかった!皆さん、見事なチームワークで私と向き合ってくれました。温かく落ち着きがあり、微笑みを絶やさず、ほどよい距離感を保っている。お互いへの信頼が底辺にあったうえで撮影に臨まれているのが伝わってくるんです。

 そんな空気感の中、天海さんが主演として監督と徹底的に話し合っているさまは刺激的で、長内を演じる私の背中をどれほど強く押してくださったことか。これが12年続く「キントリ」なんだと実感しました。

 長内は、キントリに立ちはだかる厚い壁となります。激しくクールな戦いが、チームをどのような終着点に導いていくのか。スリリングな展開をお楽しみいただければ幸いです。

 あぁ、公開が待ち遠しいです!

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