回転寿司チェーン大手の「はま寿司」は19日、宮城県名取市の店舗で、洗剤が付着した商品を提供し、利用客から体調不良の訴えがあったとして謝罪した。

 同店の公式サイトには「洗剤が付着した商品のご提供に関するお詫びとご報告」との文書が掲載され、「8月17日(日)午後2時ごろ、『はま寿司 名取杜せきのした店』にてご提供した『はまアイス(バニラ)』の容器に洗剤が付着していたことにより、商品を口にされたお客様が体調を崩された事案が発生しました」と報告した。


 続けて「当該お客様とそのご家族の方々には、多大なる苦痛とご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。また、日頃よりはま寿司をご利用いただいているお客様および関係者の皆様に、多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。

 また今回の事案の経緯について、「発生日前日である8月16日(土)の閉店後、キッチン内の清掃を行っていた従業員がアイス保管用冷凍庫の上に洗剤等を噴霧するための用具を置いてしまい、この用具から漏れ出た洗剤が冷凍庫内に流れ込み、アイス容器に付着したことが原因」と説明。事案発生後に凍庫内にあった商品の廃棄を行い、冷凍庫内の洗浄を実施したと報告した。

 その上で、今回の事案の発生を「はま寿司では当該用具を冷凍庫や食器、食材などの上部には置かないよう、従前よりマニュアルにて定めております。本事案はそのマニュアルから逸脱したため発生したもの」とし、「全従業員に対しマニュアル通りの作業の再徹底を図るとともに、全国の店舗において管理体制の一層の強化に努めてまいります」と伝えた。
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