俳優の水上恒司が映画単独初主演を務め、ヒロインを山下美月が務める映画『火喰鳥を、喰う』(10月3日公開)の完成披露試写会が19日、都内で行われた。会場には2人のほか、共演する宮舘涼太(Snow Man)、森田望智、豊田裕大、本木克英監督が浴衣姿で登場した。


 今作は原浩氏による第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作の同名作品を実写映画化。ある日久喜雄司(水上)の元に、かつて戦死したはずの祖父の兄・貞市が書いたという謎の日記が届くところから始まる。“火喰鳥、喰いたい”という生への執着が記されたその日記を読んだ日を境に、雄司と妻の夕里子(山下)の周囲では、不可解な出来事が頻発するようになる。

 浴衣のカラーは作品をイメージしたものだそうで山下が代表して「“火喰鳥”のトサカの部分が黒、顔の部分は青色、のどだれが赤ということで、みんなで浴衣の色をそろえて“火喰鳥”を表現しました。集団技です!6人そろって火喰鳥です!」と説明した。

 今作で映画単独初主演の水上は、「それぞれのキャラクターを立たせていくために、僕がひたすらどんなリアクションをしていくのかが大事でした。野球もやっていたので、キャッチャーになれるのかなと今回すごく楽しみにしていましたし、刺激的な時間を過ごすことができました」と語っていた。

 イベントの最後には、本作のモチーフになっている“火喰鳥”の巨大オブジェも登場。キャスト陣はその大きさと迫力に驚くとともに、水上は「どこにお金かけてるんですか!(笑)。すげ~!」と笑っていた。
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