同展は、TM NETWORKにまつわる3つの“IP”――「Intellectual Property(知の財産)」「Intelligence Park(知の公園)」「Inspiring Philosophy(知の哲学)」をテーマに、音楽とテクノロジーが融合した体感型展示を展開する内容となっている。
「Intellectual Property」では、これまでの活動を振り返るアーカイブ展示のほか、「Get Wild」の新アレンジ版「Get Wild Continual」とアニメ『シティーハンター』の世界観をテーマにしたシューティングゲームを展開。ゲームには“手に伝わる感覚”をリアルに再現する最新デバイスが採用され、臨場感のある体験が可能となっている。ゲーム好きの宇都宮は「シューティングを楽しみにしてた。最初は慣れなかったけど、慣れたらバシバシいけるようになって、本当に楽しかった」と語り、高得点を記録したことを明かした。一方、木根は「ゲーム苦手なんだけど、うまくいったと思ったら(宇都宮には)全然敵わない…」と笑いつつ、最低ランクだったと肩を落とした。
「Intelligence Park」は、映像と音の最先端技術を用いた没入型エリアで、音・光・振動を組み合わせた五感で楽しめる空間となっている。小室はこの日まで音の調整をしたことを明かし、「だてに長く活動していないなってアーカイブを見て思った。全部の感覚で楽しんでほしい」と自信をのぞかせた。また、「髪の毛も含めてメンテナンスは銀座でしてる」とプライベートを明かし、「この交差点は必ず通るから今回のイベントも楽しみにしていた」とうれしそうに語った。
さらに、歴代ツアー衣装やジャケット写真をモチーフにしたオリジナルグッズや復刻アイテム、人気キャラクターとのコラボグッズも販売される。会場では、TM NETWORKがバンド名を決めた“聖地”とされるファミリーレストラン「すかいらーく」1号店のメニューにインスパイアされたコラボフードも提供される。
発表会にはMCとしてTM NETWORKの大ファンであるフリーアナウンサー・住吉美紀も登壇し、衣装の生地感について「近くで見ると生地がすごい。暑かっただろなって」とコメント。宇都宮も「デビュー当時はこれ着るの!?って思った。でも今はいい大人になってるので、かっこいいなって思う」と振り返った。
最後には、同エキシビションでも販売されるコラボグッズにも登場するキャラクター・タマ&フレンズのタマちゃんもスペシャルゲストとして登場。代表曲「Get Wild」にのって登場したタマちゃんに対し、宇都宮は「こんなに大きいとは…。転ばなくてよかったね」とコメントし、和やかなムードのなかイベントは締めくくられた。
このほか、代表曲「COME ON EVERYBODY」を題材にした“DANCING REEL”も注目のコンテンツのひとつ。
『TM NETWORK 2025 IP』は、8月26日から10月3日までGinza Sony Parkにて開催される。音楽、映像、テクノロジー、そして哲学、あらゆる角度からTM NETWORKの魅力に迫る同展は、ファン垂涎のイベントになることは間違いなさそうだ。