同公演は、13日にリリースされた3rdフルアルバム『言ノ葉ワンダーランド』を軸に構成され、莉犬自身がトータルプロデュースを担当。音楽、映像、衣装、演出すべてにおいて多彩な世界観が展開され、23日夜の最終公演ではゲストとして、すとぷりのるぅとのサプライズ登場も含めた“ワンダーランド”が立体的に描かれた。
オープニングでは、ミュージックビデオも公開されている「言ノ花束」でスタート。赤いビロード生地の王子様衣装に身を包み、赤色のドレープ幕が設けられたステージで歌声を響かせた。以降は、「リバースデイ」「オッドアイラヴ」「最強☆最推しセンセーション!!」などの楽曲を通じて、華やかさとダイナミズムを織り交ぜたパフォーマンスを披露。レーザーやファイヤーボールなどの演出も加わり、序盤から大きな一体感を生み出した。
中盤では、アルバム初回限定盤Aのポップアップ絵本に着想を得た“不思議の森”の世界をステージ上で再現。ダンサーとともにラインダンスを繰り広げた「ないことば」、衣装引き抜き演出を取り入れた「へんしん!」、調理器具を使った「わんぬ」など、エンターテインメント性の高いステージを展開した。
さらに、すとぷりの公式ペア“るぅりーぬ”の相方・るぅとが登場し、「ちこくしてもいいじゃん」「Who’s your prince?」「シャッターチャンス!」の3曲をデュエット。甘さと信頼感に満ちたやり取りで、会場は歓声に包まれた。
一方で、「ウツロ」「ファーストバイト」では、黒衣装に身を包んだ莉犬が感情を剥き出しにした表現を見せ、ステージは一転してダークな空気に。「Since 1998.」ではステージ上段の赤いギターを手に、過去と向き合いながらも未来を見据えた姿を見せ、「光」ではギターを鳴らしながら力強い歌声を響かせた。
後半では、「迷い星の歌」「ルマ」やメドレー形式の「ワン for All!」「ラブヒーロー」「恋のつぼみ」などを披露。「Kizuna」では、大きな鍵を手に扉を開け、光の中へと歩みを進め、壮大なフィナーレを迎えた。
アンコールでは「エンドロールのその先へ」「タイムカプセル」「君の方が好きだけど」を披露し、リスナーへの感謝を込めたメッセージも届けられた。そして最終公演限定のダブルアンコールでは、「人生勝利宣言!」を特別にパフォーマンスし、3公演すべてを締めくくった。
■『言ノ葉ワンダーランド LIVE in 日本武道館』セットリスト
M01. 言ノ花束
M02. リバースデイ
M03. オッドアイラヴ
M04. 最強☆最推しセンセーション!!
M05. ないことば
M06. へんしん!
M07. わんぬ
M08. ヒロイン▽(=ハートマーク)キラー
M09. ちこくしてもいいじゃん(莉犬×るぅと)
M10. Who’s your prince?(莉犬×るぅと)
M11. シャッターチャンス!(莉犬×るぅと)
※好きすぎ注意補▽(=ハートマーク)(8月23日・第1部のみ)
M12. ウツロ
M13. ファーストバイト
M14. Since 1998.
M15. 光
M16. 迷い星の歌
M17. ルマ
M18. メドレー(ワン for All!/ラブヒーロー/恋のつぼみ)
M19. よくできました◎
M20. Kizuna
EN01. エンドロールのその先へ
EN02. タイムカプセル
※恋を知った日々に(8月23日・第1部のみ)
EN03. 君の方が好きだけど
EN04. 人生勝利宣言!(8月23日・第2部のみ)